夏におすすめ!自宅でできる簡単アロマ化粧水の作り方とは? | AiB Organics
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ORGANIC COLUMN

心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。

Jul 13, 2021

夏におすすめ!自宅でできる簡単アロマ化粧水の作り方とは?

Aroma oil and flowers

スキンケア製品をお選びになる際には、どのような基準でお選びになられていますか?実は、市販で売られている製品にはお肌の健康を害する成分が含まれていることも。自分で化粧水を作ることで、有効成分のみを閉じ込めた化粧水で安全にスキンケアをお楽しみいただけます。そんな手作り化粧水と、おすすめのアロマ精油について詳しくご紹介しております。

化粧水の役割とは?

いきなりですが、いつものスキンケアに使う製品は、どのような基準でお選びになっていますか?大切なお肌のために、スキンケアには少しお値段の張る製品を使って、毎日丁寧にスキンケアをしているという方は多いのではないでしょうか。お肌の健康な状態を保つためには、水分量が必要であり、その要となるのが「化粧水」です。化粧水とは肌を健やかに保つために、表皮の角質層に水分や保湿成分をお肌に与えることで、お肌のキメを整え、柔らかくし、引き締め、潤いをもたらす働きをする基礎化粧品のこで、いわば化粧水はお肌の「水分補給」の役割をするもの。うまくお肌の水分補給が行われずにいると、肌は乾燥し、肌内部の水分保持力や外部刺激から肌を守るバリア機能が低下してします。これによりトラブルが起こりやすい肌になってしまうのです。 化粧水には、保湿化粧水、エイジングケア化粧水、拭き取り化粧水などさまざまな種類が存在します。これは化粧水に配合される成分や、成分の比率で決まるとされており、近年は、無添加化粧品や自然派化粧品が注目されている影響で、自然派を謳っている化粧水を目にする機会も多くあるかと思います。その言葉から、化学成分や添加物が含まれていないとイメージしてしまいがちですが、実際にはそうでないことがほとんどなのです。そんな化粧水の主成分となるのは「水」であり、一般的に、有名なメーカーやお店などで手に入る化粧水には主成分の水のほかに、石油系界面活性剤、保湿成分やエイジング成分などの機能性成分と呼ばれ美容に効果があるとされている水溶性のセラミドや、ヒアルロン酸、そこに、化粧水の安定化を高めるための安定化成分と呼ばれる防腐剤や増粘剤などの成分が配合されているのです。石油系合成界面活性剤は化粧水に含まれる、主に油分と水分を混ぜるために使用されますが、肌への負担は大きく、知らず知らずのうちに体内へと蓄積されます。さらには、使用目的や用途によって心地の良い使用感触を追求するために香料が使用されたもの、見栄えをよくするために着色されたものから成り立っているのです。私たちはお肌に水分を与えるために化粧水を使用しますが、実は、そのほとんどの成分は、肌を健やかに保つために必要のない成分なのです。

Skin toner

手作り化粧水の作り方とは?

化粧水には、肌の健康を保つのに必要がない成分が含まれていることが多いということをご説明いたしました。実際に、肌に悪い影響を与えるとされている成分は約102種類もあります。 ただ、それらの成分さえ配合していなければ、防腐剤や石油系化学物質を使用していても「無添加化粧水」として製品を販売することができるのが事実。 「有名メーカーの化粧水だから安心」とその製品を使用し続けて、 スキンケアを頑張っているのにもかかわらず肌のキメが整わないということがあれば、それはスキンケアで使用している基礎製品に含まれる成分が原因であるかもしれません。ですが実際に化粧水に入っている成分を見ても、さまざまな成分が記載されていて、一体どれが肌によくない成分なのか判断するのは難しいですよね。そんな時におすすめなのが手作りの化粧水。手作りすることによってご自身のトラブルや肌質に合った精油をや基材を配合することができます。また、ご自身で作ることによりわからない成分を気にすることなく安心してお使いいただけます。化粧品を手作りと聞くと難しく聞こえますが、実はとっても簡単にご自宅でお作りいただけます。 手作り化粧水の基礎となる材料は化粧水を入れる遮光瓶、主成分の水の役割をする精製水(ミネラルウォーターでも代用可)、保湿作用の役割をするグリセリン、少量の植物性エタノール、お好きな精油のみ。 まずは、遮光瓶50mlに容量の場合、無水エタノール5mlを瓶の中に入れます。次に、お好きな精油5〜10滴を瓶の中に落とし無水エタノールと混ぜ合わせます。次に、精製水40mlを瓶の中に入れ混ぜ合わせます。そして最後に保湿成分であるグリセリンを混ぜ合わせ、瓶の蓋を閉め縦によく振り、混ぜ合わせれば完成です。

Skin toner and leaf

より効果的に化粧水を作るために

ご自宅で簡単に作れる化粧水。ご自身で作られた大切な化粧水だからこそ、より効果的にお使いいただくために、化粧水の容器は遮光瓶をお使いいただくことをおすすめいたします。遮光瓶はその名の通り光を遮ることでアロマ精油などの内容物を守ってくれる働きをします。アロマ精油は、光や空気、熱からの影響絵お非常に受けやすく、品質変異が起きやすい性質を持っている非常に繊細なもの。そのため、精油の成分を守りながら保存するためには、「密閉性」や「遮断性」が備わった容器でないと精油の有効成分が変化してしまいます。そのため、精油を加えて化粧水を手作りされる際には、必ず青や茶色などの遮光瓶をご使用いただくことをおすすめします。 また精製水を使う代わりにフローラルウォーター(芳香蒸留水)を使うのもおすすめ。フローラルウォーターは精油を水蒸気蒸留で抽出する際の副産物として得られるもの。フローラルウォーターの主な主成分は蒸留水ですが、植物の水溶性成分とごくわずかの精油成分を含んでいるため、安全にお肌に使用することができます。一般で販売されているフローラルウォーターにはさまざまな添加物が含まれていることがあるため、オーガニック認証を得た無添加の製品をお選びいただくことでより安心してお使いいただけます。また、グリセリンを使用する代わりに、植物性オイルを保湿成分として使用するのもおすすめです。植物性オイルを使用することでより保湿効果の高く、自然由来の成分でお肌のバランスを整える効果が期待できます。植物性オイルを使用する際には、酸化しにくく、粘性が低い、人間の肌により近い成分を含んでいるとされるホホバオイルをお選びいただくことをおすすめします。キャリアオイルを用いて化粧水を作る際は、50ml容量の遮光瓶にキャリアオイル5ml、お好きな精油5滴を加え混ぜ合わせます。次に、精製水、またはフローラルウォーターを45ml加え混ぜ合わせて完成。キャリアオイルを加えて作った化粧水を使用する際は、必ず瓶を振ってからお使いください。アロマ精油はキャリアオイルの中に完全に溶け合います。ですが、キャリアオイルと水は溶け合いません。そのため、使用する前に瓶をよく振り、精油の成分が全体に行き渡るようにしてからお使いいただくことで、より効果を感じながら使用することができます。また柑橘精油の中には「光毒性」といって、お肌に直接着いた状態で紫外線に当たるとシミや炎症の原因となる成分を含んだ精油がいくつかございます。使用量は正しく守りお使いください。

Floral water

美容におすすめの精油とは?

手作り化粧水にアロマ精油を加えることでより安全に、ご自身のお肌の不調に沿ったスキンケアを楽しんでいただけます。ですが一概にアロマ精油といってもその数は非常に多く、それぞれが持っている効能も非常にさまざま。一体どれを使ったらいいのかわからないという方におすすめのアロマ精油をいくつかご紹介していきます。 まず一般的にどのお肌にも効果をたか発揮してくれるのがゼラニウム精油。フェイシャルマッサージによく使用される精油です。爽やかなフローラルの香りを放ちます。どのようなお肌にも合い、シミやシワの予防、血行促進作用を持ち合わせています。血行が良くなることで、頭皮環境がよくなり、トータル面で美容に関する効果が大きいのが特徴。 肌荒れが気になるという場合には、ラベンダー精油がおすすめ。禁忌がなく万能精油と呼ばれ、さまざまな用途に使いやすいというのが大きな特徴。ラベンダー精油には心やお肌を鎮静してくれる作用があります。そのため、手作りの化粧水にラベンダー精油を加えることで、肌荒れの鎮静に役立ちます。 ラベンダー精油の他に、肌荒れに効果的な精油がティーツリー精油。ティーツリー精油は、抗菌作用と抗真菌作用を持ち合わせています。ニキビや肌荒れの予防にぴったりな精油なのです。ティーツリーの精油は混合肌や脂性肌により高い効果を発揮してくれるとされています。 また、ローズマリー精油もスキンケアにぴったりな精油。ローズマリー精油は、肌の殺菌、肌を引き締めてくれる収れん作用、血行促進作用を持ち合わせており、アンチエイジングにぴったりな精油なのです。ローズマリーには表面的な部分ではなく、肌深層部のシワにも効果があるといわれている「ウルソール酸」という成分が含まれています。実際に、効果なスキンケア商品にも含まれていることの多い精油なのです。 これらの精油を加えて化粧水を手作りすることで、より効果的にスキンケアをお楽しみいただけます。 化粧水でスキンケアをした後は、お肌に浸透した水分を閉じ込めるために、乳液やクリームを使用されてはいませんか?実は化粧水だけではなく、乳液やクリームにも知らず知らずのうちにお肌に害を与える石油系合成界面活性剤が含まれていることがあります。手作り化粧水を使用してスキンケアをした後は、乳液やクリームではなく、ホホバオイルなどの植物性オイルを使用してスキンケアをすることで、より安全に効果を感じていただけます。

Fresh tea tree aroma oil

毎日必ずするスキンケア。直接肌につけるものだからこそ、100%天然由来にこだわりたい、より安全にスキンケアを楽しみたい、という方は、市販のものではなく、手作りで作ることをおすすめします。 AiB Organicsでは、世界で最も信頼されるオーガニック認証機関ECOCERTによる厳しいオーガニック認定基準をクリアした証「ABマーク」を取得した精油、ホホバオイルを取り扱っております。皆さまの生活にオーガニックアロマ精油を取り入れ、より健康にお過ごしくださいませ。