Jun 6, 2022
夏のお悩み別アロマ特集
関東地方は例年よりも早い梅雨入りが発表されました。そんな梅雨が過ぎるとやってくる夏!ですが夏は、汗やベタつきなど身体のさまざまな悩みが出てきますよね。今回は、そんな夏にぴったりな精油をお悩み別に詳しくご紹介しております。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Jun 6, 2022
関東地方は例年よりも早い梅雨入りが発表されました。そんな梅雨が過ぎるとやってくる夏!ですが夏は、汗やベタつきなど身体のさまざまな悩みが出てきますよね。今回は、そんな夏にぴったりな精油をお悩み別に詳しくご紹介しております。
今年は例年よりも早めの梅雨入りとなり、早くも連日雨模様が続いていますが、梅雨が終われば太陽の光が眩しい夏ももう目の前です!
夏は何かと楽しいイベントが多く、ワクワクする反面、同時に、汗のベタつきや匂いが気になったり何かと悩みが多い時期でもありますよね。特に女性は汗でメイクがよれてしまったり、男性は汗の匂いが気になるという悩みが多いかと思います。そんな時は、自然な香りの精油を活用するのがおすすめです!今回はそんな夏特有の悩み別に効果的な精油をご紹介していきます。
夏は汗の匂いやベタつき以外にも、冷房を使用する時間が多く屋外との温度差で体調を崩しやすい季節です。
夏特有のお悩みとして多くの方が悩んでいるのが、頭皮皮脂によるベタつき。夏は、肌の温度が上がることにより皮脂が多くなるため、普段は皮脂のベタつきが気にならない人でも夏になると気になるようです。皮脂は温度が上がると油のように溶けていきます。そうして溶け出した皮脂は水分とは違い蒸発しないため、肌の表面まで溜まり、ベタつきやテカリ、化粧よれをを引き起こすのです。本来汗自体は蒸発しますが、皮脂はそのまま溜まり残っていくというメカニズム。
また、汗水は蒸発する際に周りの水分を奪ってしまいます。ということはお肌の潤いがなくなるということ。そうして失われた水分を補おうとし、余計に皮脂が出てきてしまうということも夏のベタつきの原因と考えられています。
皮脂は本来、皮膚の表面で脂の膜を作り、潤いを保ってくれるという働きを補ってくれています。皮脂が少なくなり過ぎてしまうことで、乾燥の原因となり、お肌が粉を吹いてしまったり、肌の表面が浮いてきてウロコ状になってしまうことも。
とはいえ、皮脂が多すぎても肌トラブルの元となるのが皮脂のとても厄介なところ。過剰に分泌され皮脂は、夏の強い紫外線によって酸化します。そのまま肌表面に放置されてしまうことで、肌にとって刺激となり、肌トラブルの直接的な原因となるのです。
頭皮皮脂のベタつき対策には、多過ぎず、少な過ぎずの適量を保つことがカギとなります。
夏に向けて徐々に気温が上がると、冷房を使用する頻度も増えてきますね。特に日本の夏は湿気が多く、ムシムシとした気候であるため冷房を使用するにも関わらず、毎日のバスタイムは湯船に浸からずにシャワーだけで済ませるという方も多いのではないでしょうか。
実は、夏に室内で冷房を使用することで、屋外との温度差によって私たちが本来持っている体のリズムが崩れてしまいます。体のリズムとは、「自律神経」のことを指します。自律神経とは私たちの内臓や代謝、体温といった体の全機能をコントロールしているとても大切な神経のこと。
自律神経は、正反対の働きをする2つの神経から成り立っています。1つは心身が緊張する時に優位となる、体の活動性を生み出す「交感神経」。そして2つ目は、心身がリラックスしているときに優位になる副「交感神経」。この2つがバランスよく働くことで、私たちの体が健康でいるのをサポートしてくれているのです。
例えば、自律神経が正常であれば、夜になると自然と眠くなり、副交感神経の働きで深い眠りにつけるというメカニズムになっています。ですが、自律神経のバランスが崩れてしまった時、深い眠りが得られず、疲れを感じたり、風邪を引きやすくなるなどといった不調にも繋がっていくのです。
夏に、冷房で冷え切った室内と、炎天下で湿気の多い屋外を行き来することで自律神経のバランスが乱れます。夏は暑いはずなのに、何故か体に冷えを感じる、という方も多いのではないでしょうか。
それは、冷房によるものではなく、自律神経のバランスの崩れが原因かもしれません。自律神経のバランスが崩れると血行の流れも悪くなり、体が冷えやすくなってしまうのです。
私たちがリラックスして副交感神経が優位な時、血管が拡張し、末端まで血液が行き届きますが、交感神経が優位である時、血管が縮小し末端の血液量が減ります。そうして末端の血液量が足りない時、私たちは寒さを感じやすくなるという仕組みなのです。
夏こそゆっくりと湯船に浸かり体を芯から温めることで、自律神経バランスの乱れの緩和に役立ちます。そこに体を温めるような精油を加えると、さらに自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。
夏特有の悩み「体臭」。体臭というと、汗によるものだと思われがちですが、実は体温調節のために出る汗は本来は無臭とされています。ではなぜ、体のイヤな匂いを感じるのでしょうか。それは、肌の表面についた汗がアカや皮脂、細菌などと混ざり合うことで匂いが発生するからです。私たちの皮膚にはもともと「皮膚常在菌」といういくつもの菌が存在しています。汗をかくことで、皮膚が湿り、それによって菌が繁殖しやすくなります。繁殖した細菌によって菌が繁殖すると、汗の成分や皮脂、アカが皮膚によって分解され、その時に「分解臭」を発生させるのです。さらには、皮脂が汗の成分に含まれている鉄イオンによって分解されることで、分解臭と同時に「酸化臭」も発生させるのです。
特に、夏は気温が高いうえに、湿気が多くなり、ムシムシとした気温が続くことで一年の中で最も多く汗をかきます。こうして汗の量が増えることで、汗に余分な成分が混ざり酸化することで匂いが発生、こうしてイヤな体臭の原因となるのです。
先ほど、体温調節のためにかく汗は無臭であるとお伝えしました。実は、暑いときにかく汗よりも、ストレスや疲れが溜まった時の汗の方がイヤな匂いが強くなるということが研究結果で発表されています。その理由は、私たちが疲れやストレスを感じる時に、血液中のアンモニア濃度が高くなるため。アンモニアが多く分泌されることで汗と混ざり合い、アンモニア特有のツンとしたキツい匂いを放つのです。
そして夏に気になる、しつこいイヤな体臭の匂いにも自律神経バランスが深く関わっています。それは汗をかくことも自律神経が司っているため。実際に自律神経のバランスが崩れてしまうことで、汗を調節する機能がうまく働かず、多汗症を引き起こしたり、ワキガを引き起こしたりすることもあるとされています。男性の方も女性の方も、この時期の気になる体臭対策に自律神経バランスを整えておくことが大切になります。
ここまで夏特有のお悩みをいくつかご紹介しました。最後にそれぞれのお悩み別におすすめの精油を詳しくご紹介していきます。
【イヤな皮脂の匂い緩和におすすめ精油】
数ある精油の中でもいくつか皮頭皮脂のベタつき緩和に効果的な精油を選ぶには、皮脂分泌を調整する皮脂分泌抑制作用や、髪強化作用、毛穴引き締め作用のあるものがおすすめです。中でも、皮脂バランスを整えてる作用を持つゼラニウム精油、皮脂分泌抑制作用を持っているレモン精油、髪の強化に役立つラベンダー精油がおすすめです。 毎日のシャンプーの際に精油を3滴ブレンドするだけで夏特有の皮脂によるイヤな匂い抑制に役立ちます。また、ホホバオイルなどの植物性オイルと精油数滴をブレンドして、シャンプー前のスカルプケアとして役立てることもできます。
【夏のアロマバスにおすすめ精油】
アロマバスをする目的は体の芯から温めるということが目的ですが、夏特有の自律神経の乱れにはリラクゼーション効果の高い精油を使用するとより効果を期待できます。 特に、リラクゼーション効果をラベンダー精油、体を温める作用のあるペパーミント精油、血行を促進させ冷え性の改善に高く効果を期待できるスイートオレンジ精油がおすすめ。いつものバスタイムに精油を加えることで、芳香浴にもなり、心身ともに精油の効果をお楽しみいただけます。
【イヤな体臭緩和におすすめ精油】
夏特有のイヤな匂い緩和におすすめな精油は、ズバリ抗菌作用がある精油。抗菌作用を持つ精油はいくつかございますが、中でもおすすめな精油はユーカリ精油。ユーカリ精油は精油の中でもすっきりとしたクールな香りが特徴です。爽やかでクリアな香りを放つため、体臭が気になる男性の方にも使いやすく、オススメの精油です。また、成分としてデオドラント作用があるゼラニウム精油、シャープで爽やかな香りを放つペパーミント精油も殺菌作用を持ち合わせているためおすすめです。 イヤな体臭緩和には、これらの精油を使用してアロマバスをすることで効果を期待できます。
精油は香りを通して私たちの体内に入り効能を発揮してくれます。日々の生活で、精油の香りを楽しむだけでも自律神経にアプローチでき、夏特有のお悩み緩和に役立たせることができます。
精油の持つ効能を安全にお楽しみいただくために、不純物の入っていない100%オーガニックな精油をお選びください。AiB Organiccsでは、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック基準をクリアした証である「ABマーク」取得済みの精油のみをご用意しております。
ぜひ、本格的に夏を迎える前に皆さまの毎日の生活に精油を取り入れ、今年の夏を健やかにお過ごしくださいませ。