Oct 7, 2021
秋のゆらぎ頭皮に!精油を使用した頭皮ケア
秋は「ゆらぎ頭皮」といって、頭皮のバランスが崩れさまざまな頭皮トラブルを引き起こします。市販で売られている頭皮ケアグッズを使用するより、自然由来の精油を使用してケアすることで、優しく頭皮トラブルを緩和することができます。そんな頭皮トラブルにぴったりな精油と使用方法について、詳しくご紹介しています。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Oct 7, 2021
秋は「ゆらぎ頭皮」といって、頭皮のバランスが崩れさまざまな頭皮トラブルを引き起こします。市販で売られている頭皮ケアグッズを使用するより、自然由来の精油を使用してケアすることで、優しく頭皮トラブルを緩和することができます。そんな頭皮トラブルにぴったりな精油と使用方法について、詳しくご紹介しています。
10月に突入し、朝晩は少し肌寒く感じるようになりましたね。
秋は過ごしやすい季節であると同時に、何かと不調が出やすい季節でもあります。気圧の変化が起きやすく、メンタル面での不調を始め、空気が乾燥して起きる肌荒れなど、その種類はさまざま。実は、それ以外にも大きな秋の不調の1つとして「頭皮トラブル」がもっとも起こりやすい時期でもあります。
実際、肌のケアは毎日丁寧にしているけれど、頭皮ケアはしていないという方も多いのではないでしょうか。忘れがちですが、頭皮も顔と同じ、「一枚の繋がった同じ皮膚」です。肌が紫外線を強く浴びるとダメージを起こすように、頭皮も紫外線によって強くダメージを受けます。肌には日焼け止めを塗ることで、紫外線からの影響をバリアすることができますが。、頭皮や髪のUVケアをするということはあまりないですよね。特に、夏の間に強い紫外線を浴びダメージを受けた頭皮は、秋になる頃にフケ・かゆみ・炎症・臭い
などのダメージが姿を現します。
紫外線には3つの種類があります。1つは波長が長いUV-A。2つ目はUV-Aよりも波長が短いUV-B、3つ目は波長が最も短いながらも影響が強いUV-Cです。この中でお肌に直接ダメージを引き起こすのがUV-Bで、肌が日焼けし、赤くなります。UV-Aは、肌や髪の深くまで到達しシワの原因となったり、髪の主成分でキューティクルを保つためにも必要なタンパク質に悪影響を及ぼすと考えられています。UV-Cはオゾン層に吸収され直接地上には届きませんが、もっとも人体に悪影響を及ぼすといわれています。このように、夏の間に限らず、知らず知らずのうちに強い紫外線を浴び続けた、頭皮や髪の毛はケアをしないと老化現象がどんどん進んでいってしまいます。髪の毛が痩せ細ってしまったり、うねり、ちぢれ、ボリュームが出なくなる、ハリやコシがなくなってしまう、さらには、白髪の原因ともなってしまうのです。また、先ほどもお伝えしたように、頭皮も一枚の繋がった同じ皮膚です。頭皮の状態が良くないままだと、直接的にお肌のたるみを引き起こします。このように、紫外線を受けたまま放置していると、さまざまな不調へと繋がっていってしまうのです。
また、秋は夏に受けた紫外線のダメージが姿を表すだけでなく、乾燥によって起こすダメージも多くあります。近年は、このように季節の変わり目に肌が安定せず、さまざまなトラブルを引き起こすことを「ゆらぎ肌」と呼んでいます。そのことから、季節の変わり目に頭皮トラブルが起きることを「ゆらぎ頭皮」と呼び、頭皮ケアが注目されています。また、このゆらぎ頭皮は近年急増しているともいわれています。
ゆらぎ頭皮の主な症状としては、頭皮のかゆみ、ムズムズ、ニキビ、フケ、さらには抜け毛を引き起こすことも。先程お話しした、紫外線によるダメージもゆらぎ頭皮の一種。そんなゆらぎ頭皮は紫外線によるものだけでなく、乾燥によっても症状を引き起こします。秋は湿度が高い夏に比べ、一気に湿度が下がり空気が乾燥します。空気が乾燥してしまうと、お肌と同じようにお肌の潤いを保つために必要な「バリア機能」が失われ、フケや抜け毛、かゆみなどの原因に直結します。正常で健康な頭皮は、お肌同様、皮脂膜と呼ばれる天然のオイルで覆われていますが、ダメージを受け皮膚トラブルが起きている頭皮は、バリア機能と共に保湿力も低下し、本来内側にあるべき水分が失われ外部刺激を受けやすくなってしまいます。
また、自律神経系の乱れも実は頭皮トラブルと繋がります。終わりの見えないウイルスへの恐怖や、慣れない生活での不安により、知らず知らずのうちにストレスを感じている方が多いのではないでしょうか。ストレスは自律神経のバランスを乱し、これにより血行不良へと繋がり抜け毛などの原因ともなります。どんなに高い製品を使用して外側から丁寧にヘアケアをしても、頭皮の状態が良くないと髪の毛の状態も良くなりません。また、ダメージを受けている敏感な頭皮に間違ったケアをすることで、毛穴に皮脂が詰まってしまい、さらに症状が悪化し、ゆらぎ頭皮となってしまうのです。
先程、ストレスで自律神経が乱れることが頭皮にも影響すると説明しました。では、自律神経はどのようにして頭皮に影響するのでしょうか。詳しく見てみましょう。
まず、自律神経とは、私たちの内臓や血管といった臓器の働きを調節し、心や身体の調子を整えるとても大切な神経のこと。自律神経が乱れてしまうことで、血行不良や睡眠不足などを引き起こしてしまいます。髪の成長や頭皮の新陳代謝は「成長ホルモン」によって行われます。この成長ホルモンは睡眠中だけ分泌されます。少し前までは、「成長ホルモンは22時から深夜2時の4時間だけに分泌されるもの」というようにいわれていました。最近では、実際には時間帯に関係なく、睡眠に入ってから3時間以内に分泌が始まるということがわかっています。ですが、睡眠不足になり、成長ホルモンが十分に分泌されなくなると、健康な髪が育たなかったり、ダメージの修復が間に合わなっかたりして頭皮環境が悪化し、抜け毛や薄毛になってしまいます。ぐっすり眠ることで成長ホルモンがしっかり分泌されるのです。
また、血行不良も頭皮トラブルのもと。血行不良が起こるということは、毛根は毛細血管から酸素や栄養を受け取れなくなってしまいます。そうしてその状態が長く続くと髪の毛が成長するための機能が働かなくなり、また、成長過程にあった髪の毛は途中で止まってしまうのです。本来、健康な状態の頭皮は青白い色をしていますが、血行不良の頭皮はうっ血してしまうため、赤茶色をしています。
また、ストレスなどにより自律神経のバランスが乱れることでも、血行不良を引き起こします。自律神経は体内の血液の循環に作用しているため、血管の拡張と収縮に影響します。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」によって成り立っています。交感神経は、「興奮の刺激」を全身に伝える働きをします。それとは反対に、副交感神経は身体の各部分の活動性を下げ、次の活動に備え回復、修復させる働きをします。要するに、身体をリラックスモードへと導いてくれる働きをするのです。
私たちの身体はストレスを感じているときに、「交感神経」が優位になります。交感神経が優位になるとき、血管が収縮し、血の巡りがスムーズに行うことができなくなります。また、頭皮は非常に薄く、血管が頭皮の表面近くに存在しています。乾燥などの外部の刺激を受けることで血行不良へとなり、抜け毛の発症へと繋がってしまいます。
一般的に、自律神経は生活習慣を整えることや、軽い運動をすることで整います。また、市販の頭皮ケアアイテムを使用してケアすることもできますが、含まれている成分によっては、ただでさえ敏感になっている頭皮にさらに刺激を与え乾燥を招いてしまったり、毛穴を詰まらせてしまい逆効果となってしまうことも。そんなときには、100%自然由来である精油を使用し、お肌と同じように優しくケアしてあげましょう。
精油には頭皮ケアを助けるものがいくつか存在します。
例えば、ラベンダー精油。ラベンダー精油は抗炎症や抗菌に非常に優れている精油の1つ。通常、精油は植物の有効成分をぎゅっと凝縮したものであり、刺激が強すぎるため直接お肌に使用することはできません。ですが、ラベンダー精油は非常にたくさんの作用を持ちわせていながら、直接お肌に使用することができる精油。頭皮ケアにぴったりな理由として、乾燥からくるかゆみや頭皮ニキビなどの炎症を優しく鎮めてくれ、頭皮環境を整えてくれる効果があります。さらにラベンダー精油には「筋肉弛緩作用」があり、こ筋緊張を緩め、コリをほぐしてくれる働きをします。筋肉のこりがほぐれることで血行が促進されるため、抜け毛を緩和してくれる優れた精油なのです。ラベンダー精油は「リラックスの香り」としても知られています。数ある精油の中でもリラックスを促してくれる香りとして、非常に人気の高い精油の1つでもあるのです。
ラベンダー精油以外におすすめな精油がゼラニウム。ゼラニウム精油は「肌にも、髪にも良い精油」で、肌質を選ばずどんな方にでも使える精油のひとつとしても知られています。別名「バランスの精油」ともいわれていて、私たちのあらゆるバランスを整えてくれる効果があります。例えば、皮脂バランスを整え、乾燥による頭皮のカサカサを改善、反対に過剰な皮脂分泌を抑える働きもします。洗浄力の強いシャンプーで頭皮のベタつきが気になるときにもおすすめです。
また、ローズマリー精油もヘアケアにぴったりな精油の1つ。ローズマリー精油は「若返りの精油」と呼ばれています。その名の通り、アンチエイジングに非常に高い効果を発揮してくれる精油です。肌を引き締める効果や殺菌効果に非常に優れている精油です。また、髪の健康には「ポリフェノール」が欠かせません。ポリフェノールには、殺菌効果や抗酸化作用が含まれています。頭皮はお肌の一部。ポリフェノールの抗酸化作用で、頭皮に付着する細菌を退治し、頭皮細胞の老化を防ぎ、健康的な頭皮や髪の毛を保つことができます。実は、ローズマリー精油には、ポリフェノールの一種である「ロズマリン酸」という成分を多く含んでいます。さらに、血行促進作用も兼ね備えているため、頭皮ケアにぜひおすすめしたい精油です。
精油は直接お肌に使用することができないため、頭皮に馴染みやすいホホバオイルとブレンドしてオイルマッサージをするのがおすすめです。
人の皮脂に似た成分構成のホホバオイルは、頭皮へのなじみがよく、皮脂の落としすぎやベタつきもなく、乾燥予防効果も期待できます。
【頭皮マッサージの方法】
シャンプー前に軽く髪の毛をブラッシングし、ホホバオイル5mlに精油1滴から2滴を混ぜます。指先にオイルをつけ、優しく揉み込むようにマッサージします。これだけで日々の頭皮ケアがご自宅でも簡単にできます。
秋はさまざまな要素が重なり肌だけでなく、頭皮もバランスが崩れゆらぎやすい時期。
日々の頭皮ケアに100%自然由来の精油を使用することで、頭皮環境が安定し頭皮だけでなく、健康的な髪の毛を保つことができます。
AiB Organicsでは、フランス農務省が定めたオーガニック基準を満たした証である「ABマーク」を取得した精油とホホバオイルをご用意しております。
さまざまな不調が起きやすい今の季節に自然の力を取り入れ、より健康にお過ごしくださいませ。