Oct 28, 2021
冬の冷えた身体をポカポカ温める精油とは?
「冷えは万病のもと」といわれているくらい、さまざまな不調を引き起こします。毎年冬が来ると、手足や体の冷えが気になるという方も多くいらっしゃると思います。精油の力を取り入れることで、心身の内側と外側から冷え対策をすることができます。寒い時期にぴったりな、心身をポカポカ温めてくれる精油とその使用方法について詳しくご紹介しております。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Oct 28, 2021
「冷えは万病のもと」といわれているくらい、さまざまな不調を引き起こします。毎年冬が来ると、手足や体の冷えが気になるという方も多くいらっしゃると思います。精油の力を取り入れることで、心身の内側と外側から冷え対策をすることができます。寒い時期にぴったりな、心身をポカポカ温めてくれる精油とその使用方法について詳しくご紹介しております。
まだまだ続くマスク生活。マスク生活が長引くことで、以前のようにメイクをする機会が減った分、今ままでよりスキンケアを重視する方が多くなったのではないでしょうか。スキンケアをしていると、ニキビ、たるみなど、さまざまな悩みが次から次へと出てきますよね。その中でもどうしても見逃せないのが「毛穴」ではないでしょうか。毛穴1つ見えない滑らかな肌に憧れますよね。そもそもなぜ毛穴があるのか、一体どんな役割を果たしているのかを詳しくみていきましょう。
まず毛穴とは、私たちの肌の奥から伸びる体毛を包む「毛包管」が肌の表面上で開いたもののことを指します。そんな毛穴には、皮脂を分泌する「皮脂腺」というものが必ず付随しています。中でも、顔は特に毛穴が多く存在しています。さらには、顔の毛穴は体の他の部位の毛穴に比べ、毛包管や皮脂腺が大きいのが特徴です。
ではなぜ、毛穴は開いてしまうのでしょうか。毛穴が開く原因は大きく分けて2つあるといわれています。
まず1つ目は過剰皮脂によるもの。脂性肌、オイリー肌とも呼ばれ、生まれつき皮脂腺が大きいため、毛穴が目立ちやすくなってしまうのです。毛穴の奥の皮脂腺から排出される皮脂は、肌の潤いをキープするなど、大切な役割を担っていますが、皮脂量が過剰に増えてしまうことで、皮脂腺の出口が大きくなってしまうため毛穴が目立ってしまいます。
また、乾燥や摩擦が原因となって毛穴が開いてしまうことがあります。それは、乾燥により毛穴まわりが凹んでしまい、その凹みが影となり、結果毛穴を目立たせてしまうのです。また、まだまだ長引くマスク生活。長時間マスクを着用していることで、肌とマスクの間に摩擦が起きます。摩擦が起きることで、その部分が乾燥してしまい、毛穴を目立たせてしまう原因にもなってしまうのです。
毛穴には、肌の呼吸をサポートする働きをしたり、体内の不要な老廃物を排出したり、また、寒さを感じたときには、毛穴がキュッと引き締まって体温を管理する役割があります。このように毛穴は私たちが健康でいるために大切な役割があり、必要不可欠なもの。優しく毛穴をケアすることで、目立たなくすることができます。
体温が下がり、冷えを感じることでさまざまな不調を引き起こします。例えば肌荒れや耳鳴り、胃痛や胸焼け便秘や下痢、肩こりや腰痛の原因となります。特に、女性の方は生理痛や生理不順を引き起こしてしまうこともあります。それ以外にも、代謝が下がってしまう原因ともなります。
また、女性の大敵であるむくみの原因にも。身体の体温が下がることで排泄器官の動きが悪くなり、老廃物の排出が鈍くなってしまうのです。さらにそれが原因となって、血中の糖や脂肪分が消費されにくくなり、高血圧や脂質異常症へと繋がってしまうのです。また、身体が冷えると、私たちの身体を外敵から守る働きをする「免疫力」が下がります。
冷えは、気温が低いときに起こるこが多いですが、実は体内に溜まった水分が原因となって冷えを悪化させてしまうことも。水分には熱を奪う性質があるため、体内に水分が溜まっていると体を冷やし血流を滞らせます。
もちろん、健康な身体を保つためには十分な水分が必要不可欠ですが、体内に吸収された水分がうまく消化されないと、胃や腸、副鼻腔などに偏り溜まってしまいます。そうすると、水分が必要である他の細胞に行き渡らずに、さまざまな身体の不調を引き起こしてしまうのです。
冷えが進むことで起こる不調はそれだけではありません。滞ってしまった血流により、体の代謝が低下してしまうことも多くあります。よく「代謝が良い、悪いなど」といいますよね。この代謝とは、私たちが生きていくために最低限、体が必要としているエネルギー量のこと。代謝がいい体とは、体内に取り入れた栄養素のことをしっかり利用できる体のこと。それとは反対に、代謝が低下することで体内の取り入れた栄養素を利用しにくい、要するに摂取したカロリーを消費しにくい体となってしまうのです。
また、冷えにより体温が下がることで、免疫力が低下します。免疫とは、体内にウイルスや毒素、その他の異物が入り込んでしまった時、それに抵抗して打ち勝つ機能のこと。
血液は私たちの体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と、酸素を送り届ける働きをしています。その際に、栄養素や酸素と引き換えに、老廃物や体内に入り込んでしまったウイルスなどを持ち帰る働きをします。血液の中には免疫機能を持っている「白血球」が存在しており、白血球が体の中を巡ることにより、体内の異物を察知し外敵から身を守ってくれているのです。体温が下がり血流が悪くなると、体内に入り込んだ異物を発見しても白血球を集めにくくなり、体内の免疫が下がってしまうことでウイルスや細菌に負けてしまうのです。
体温が一度下がることで免疫が30%下がり、代謝は10%下がるといわれています。
冷えを緩和するためには、運動や健康的な生活習慣が大切です。また、アロマテラピーを日々の生活に用いることで、自律神経に直接働きかけながら体を温めることもできるのです。冷え対策に取り入れたい精油は、血行を促し血液の循環を良くしてくれる作用のあるものがおすすめ。
低体温の不調に最も効果的とされている精油が、ローズマリー精油。ローズマリー精油はスーッとしたシャープで少々刺激的な香りが特徴ですが、血流促進作用に非常に優れている精油です。冬の寒さによる冷えで滞ってしまった血液の循環をスムーズにしてくれるため、加温効果や疲労回復効果が期待できます。また、ローズマリーに含まれている「ピネン」という成分が老廃物を流す働きを持っているため、老廃物が滞ってしまった身体の排出機能を高めます。ローズマリー精油は、体の内側から温め、むくみ改善効果が期待できる、非常に役立つ精油です。
そして、爽やかなレモン精油もまた、冷え対策にぴったりな精油。その理由は、レモン精油に含まれている「リモネン」という成分に温度を上げてくれる作用があるため。交感神経を活性化させ、毛感を広げ、血液の流れをスムーズにしてくれます。また、代謝をアップしてくれる作用も持ち合わせているため、冷えが気になる寒い時期にはぜひ取り入れたい精油の1つです。また、レモン精油には「免疫力アップ」にも高く効果が期待できます。それは、リモネンが免疫細胞の働きを整える作用を持ち合わせているため。このリモネンは、サプリメントとして販売されているほど効能が高く期待できる成分です。
また、スイートオレンジ精油もレモンと同じくリモネンを含んでいます。
レモン精油に含まれているリモネンの量は約69%といわれていますが、スイートオレンジ精油に含まれているリモネンの量は約93%といわれています。そのため、代謝や免疫力を上げてくれる働きが高く期待できます。そして、血行促進効果もあるため冷えによるむくみ改善に効果が期待できます。
ローズマリー精油の独特な香りが気になるという方は、レモン精油やスイートオレンジ精油とブレンドすることで相乗効果を得ることができます。その他、ラベンダー精油やゼラニウム精油など、爽やかなフローラル調の香りとブレンドするのもおすすめです。
冷えを改善する効果的なアロマテラピーをいくつかご紹介します。
<アロマバス>
毎日の入浴の際に精油を使用するアロマバス。湯船に精油を3〜5滴ほど垂らします。よくかき混ぜながら精油をお湯の中に拡散させましょう。浴室自体も精油の香りが充満し、心身ともにリラックスできることでしょう。精油は水と混ざり合わない性質を持っているため、一掴みの天然塩やハチミツなどと混ぜて入れると精油がお湯に溶けやすくなります。天然塩で身体がさらに温まったり、ハチミツによりお肌が保湿されるなど、プラスの効果も。
天然塩30gに、精油6滴を垂らし混ぜ合わせることで、ご自宅で簡単にアロマバスソルトができます。
<アロマ手浴>
手軽に短時間で冷えを取りたいという人は、ローズマリー精油を使用しての手浴がおすすめです。手を温めるだけでも、血液の循環が良くなり体の冷え緩和に非常に効果的です。洗面器を用意し、42度前後の温かいお湯を入れ、ローズマリー精油を3〜5滴加えます。手首の上あたりまで両手を浸けるだけで、体がポカポカしてくるのを感じられるでしょう。体調が優れず入浴が難しい時や、寒い時期のお出かけ前の冷え対策としてもおすすめです。
<アロマ温湿布>
精油を使用した温湿布もご自宅で簡単に行うことができます。やり方は非常に簡単です。
①洗面器に熱湯入れ、精油を2〜3滴ほど垂らします。
※このときに、精油を4滴以上加えないように注意してください。
②そこにタオルを入れ、精油と温かいお湯をしっかり染み込ませ絞ります。
③タオルを体の気になる部分に優しく当ててください。
温湿布は、時間が経つとタオルの温度が下がってきてしまうため、もう1枚タオルを用意して上から被せたり、温度が冷めてきたらもう一度温かいお湯に浸けるなどして身体が冷えないように注意しましょう。
<アロマトリートメント>
精油をブレンドしたオイルトリートメントも非常に効果的です。加温効果のある精油を肌馴染みの良いホホバオイルなどの植物性オイルとブレンドし、優しく体をマッサージすることで血行促進効果や、リラクゼーション効果が得られます。ホホバオイル5mlに精油1滴をブレンドし、冷えやむくみが気になる部分を中心に、体の末端から心臓部分にかけて優しくマッサージしましょう。
「冷えは万病のもと」といわれているように、冷えは肩こりや便秘などのさまざまな不調や、免疫力を低下させる大きな原因ともなります。加温効果のある精油を取り入れることで、身体の内側と外側両方から冷え改善にアプローチができます。AiB Organicsでは、皆さまに安全に精油の効果をお楽しみいただけるよう、フランス農務省が定めたオーガニック認証マークである「ABマーク」を取得した精油をご用意しております。 ぜひ、100%オーガニックの精油をこの冬の冷え対策に取り入れ、より健康にお過ごしください。