Nov 26, 2021
ハーブが秘めた知られざるパワフルな効能とは?
ステイホームが続くことでガーデニングを楽しむ方が増えたといわれています。そんなガーデニングで抜群な人気を誇るのがハーブです。近年ハーブに含まれる化学成分「フィトケミカル」。その種類はさまざまで効能も非常に豊富なため近年注目を浴びています。そんなハーブの効能と健康管理に役立つハーブ系の精油について詳しくご紹介しております。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Nov 26, 2021
ステイホームが続くことでガーデニングを楽しむ方が増えたといわれています。そんなガーデニングで抜群な人気を誇るのがハーブです。近年ハーブに含まれる化学成分「フィトケミカル」。その種類はさまざまで効能も非常に豊富なため近年注目を浴びています。そんなハーブの効能と健康管理に役立つハーブ系の精油について詳しくご紹介しております。
去年から続くウイルス感染対策のためのリモートワークやステイホーム、皆さまはどのように過ごされていましたか?まだまだステイホームが謳われている裏で、おうちにいながらでも自然を気軽に楽しめると、密かにガーデニングがブームとなっています。自分で育てたお野菜やお花をお料理に使用したり、クラフトに、または湯船に使用しバスタイムに使用したりするのはとてもワクワクしますよね。そんな中でも、ダントツの人気を誇っているのが「ハーブ」です。ハーブはイタリアン料理やデザートなどのサラダに使用して香りを楽しむことができますが、実は、非常にパワフルな効能を持ち合わせているということをご存知でしたか?
今回は、そんなハーブについて詳しくご紹介いたします。
ハーブ(Herb)とは香りのある草木を意味していて、ラテン語で「緑の草」を意味する「Herba」(ヘルバ)が由来であるといわれています。
日々の生活に役立つ香りを持つ植物の総称であり、花、茎、葉などを「ハーブ」、その植物の種や実、根などを「スパイスハーブ」と呼びます。
ハーブの歴史は非常に古く、古代ローマ時代までに遡るとされています。当時から食品を保存する際に、または味付けや消臭などに活用されてきました。また、ギリシャでは祭壇にハーブを供える信仰儀式があったりなど、人々の生活の中で古くから親しまれてきました。
またそれ以外にも、非常に強い抗菌力や薬効を持っているために、医学が発達していなかった当時は病気や心身の失調、感染症を治す薬として重宝されてきたといいます。
そんなハーブを古くから使用していたとされているのが世界最古の医師である「ヒポクラテス」です。ヒポクラテスはアロマ治療で有名な薬草治療法を通し、解毒作用、疲労回復、病気治療などの非常に多岐にわたる現代ハーブ医学技術を作り出しました。
そしてヒポクラテスの他にもハーブを愛した人が、エジプトの王妃であったクレオパトラです。ハーブ愛好家として有名であったとされ、湯船にはバラを、また愛用する化粧品や香水にはハーブを含み作っていたそうです。
現在も、ハーブが持つその効能から、自然治療法の1つである「メディカルハーブ」として人々に愛されています。医療から料理、スキンケアまで幅広く重宝のできるハーブ。このように、ハーブはさまざまな技術が発展するずいぶん前から現代に至るまで、その効能が重宝され、私たちの生活に寄り添っているのです。
私たち人間の生活に古くからより沿ってきたとされているハーブ。
一般的にハーブといってもその種類は非常に幅広く驚くことに1万を超える種類があるといわれています。
代表的なものとしてミント、バジル、ラベンダー、パセリ、レモングラスなどが挙げられます。また、エスニック料理などで使用されることの多いパクチーもまたハーブの一種なのです。さらには、ドクダミやシソ、ヨモギやショウガ、ワサビなど私たち日本人の生活に馴染み深いものも、実はハーブとして種類分けされることをご存知でしたか?
そんなハーブの茎や花、葉や果実を煎じた飲み物が「ハーブティー」です。ほとんどのハーブティーにはカフェインが含まれておらず、緑茶や抹茶、紅茶やウーロン茶などカフェインが含まれているお茶が健康法の理由や味が苦手という方でも安心してお楽しみいただけます。
ハーブティにも2つの種類があります。生のハーブを使用したものが「フレッシュハーブティー」、乾燥させたハーブを使用した「ドライハーブティー」に分けられ、一般的に市販で売られているハーブティはドライハーブティです。
その他にもハーブを一種類だけ使用した「シングルハーブティー」、複数のハーブを使用した「ブレンドハーブティー」があります。シングルではクセの強いハーブティーも、ハーブをブレンドしたものですとより飲みやすい味でお楽しみいただけるため、近年はブレンドハーブティーの人気が上がっています。
そんなハーブティの効果は使用するハーブによってさまざまです。例えばハーブの一種で代表格であるカモミールを使用したハーブティは、リンゴのような香りが特徴で飲みやすく人気の一種。そんなカモミールにもいくつかの種類があり、その中でも人気なのが「ジャーマンカモミール」です。苦味が非常に少ないため飲みやすく、沈静効果、抗糖化作用、アレルギー症状の緩和などに非常に効果的とされています。ジャーマンカモミールにのみ含まれる「カマズレン」という成分が作用し、アトピーや花粉の症状を緩和する働きがあると言われています。そんなジャーマンカモミールですが、キク科のアレルギーがある方は特に注意が必要です。また、カモミールの他にもジャスミンのハーブティーも飲みやすく非常に人気です。ジャスミンティーは緑茶にジャスミンの甘い香りをつけたフレーバーティーのこと。中国で日常的に飲まれているハーブティーであり、とても豊富な栄養素を持ち合わせていることで人気が高いハーブティーの1つです。ジャスミンティーにはビタミンCやビタミンE、ミネラルなどの美容に効果のある成分が多く含まれており、健康に良い上に心にリラックス効果があるため非常に人気です。
体を温めてくれる効果のあるハーブティーに、優れた抗菌力で免疫力UPに役立つ健康蜂蜜「マヌカハニー」を加えて飲むことで、さらに美容・健康効果を得ることができます。
多くの効能を持ち合わせているハーブは古くから私たち人間と共に歩んできました。それはハーブには特有の「フィトケミカル」という成分が含まれているからです。フィトケミカルとは、野菜、フルーツ、果物、芋類、豆類や海藻などの植物に含まている化学成分のことです。具体的には植物が紫外線や有害物質から自らの実を守るために作り出した色素や香り、アクや辛味などの成分のこと。そんなフィトケミカルの種類は約1000種類以上ともいわれていて、抗酸化作用を持つものが多いのが特徴です。
また、代謝促進、免疫向上、脳機能の強化など種類によってさまざまな種類があるといわれています。
そんなフィトケミカルの代表的な種類をいくつかご紹介いたします。
フィトケミカルを大きく分類すると5種類に分けられます。
1.ポリフェノール
ポリフェノールとは植物が光合成を行う際にできる物質の総称のこと。大豆製品などに含まれていて女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きを持つイソフラボン、お茶や紅茶に豊富に含まれている苦味成分で、抗菌作用に優れているカテキンなどもポリフェノールの一種。
2.含硫化合物
含硫化合物は、刺激のある香りが特徴で、抗酸化力に非常に優れているとされています。代表的なものとして、大根に含まれていて免疫力強化に期待ができるとされているイソチオシアネートやニンニクや玉ねぎなどに含まれていて殺菌効果に期待できるとされているアリシンなどが挙げられます。
3.カロテノイド
カロテノイドは主に緑黄色野菜に含まれている成分で、黄色、橙色、赤色の色素成分の総称。抗酸化作用に優れています。ニンジンやカボチャに含まれており皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあるとされているβ-カロテン、トマトやあんずなどに含まれており血流を改善する働きがあるとされているリコピンもカロテノイドの一種です。
4. 多糖類
炭水化物に含まれている多糖水もフィトケミカルの一種です。キノコ類に含まれているβ-グルカンはコレステロール値の上昇を抑える働きがあり、海藻類に含まれているフコイダンも抗ガン作用や血圧を安定させる作用を持ち合わせています。
5.テルペン類
ハーブや柑橘類に含まれており、抗酸化作用や免疫力強化、生活習慣病の予防、さらには抗うつ作用など多くの効能を兼ね備えているのが特徴です。
ハッカに含まれるメントールもテルペン類に分類されます。
数多くある精油の中でも抜群の効能を持ち合わせているのが「ハーブ精油」。民間薬としても古くから重宝されてきたといわれています。そんなハーブ系の精油はハーブの葉や花から精油を抽出されています。スーッとした香りが特徴のハーブ系精油は気分をリフレッシュしたり集中力を高めたいシーンでよく使用されることが多い香りです。
一概にハーブ系の精油といってもその種類は非常にさまざまであるため、香りもさまざま。レモングラスのように爽やかな柑橘系の香りを放つものもあれば、スイートマジョラムのようにキリッとしたスパイスのような香りを放つものまで幅広くあります。
例えば、ツンとする爽やかな香りが特徴のペパーミント精油。ペパーミント精油は夏にぴったりな精油というイメージを持たれる方も多くいらっしゃると思いますが、実は年中お使いいただけるほど万能な効能を兼ね備えています。ペパーミント精油は抗炎症作用や鎮静作用、抗真菌作用、解熱作用、発汗作用、その他にも美容にもいいとされている収れん作用、古くなった角質を除去する作用のある 皮膚軟化作用まで幅広く持ち合わせています。
また、ガーデニングなどでも育てることの多いローズマリーもハーブの一種。香水などにも使用されることの多いローズマリーは、ミントにも似た爽やかなすっきりとした香りを放ちます。ハーブの中でも芳香の強い種類に入り、料理の飾り付けや香水まで幅広く重宝されているローズマリーは抗菌作用をはじめ、頭痛などに効果のある鎮痛作用、消化促進作用や筋肉の緊張を緩和する働きのある筋弛緩作用などを含んでいます。筋肉が緩むことで体内の循環が良くなり、身体の凝りの緩和、むくみ改善などに効果が期待できます。そのため、ホホバオイルなどの植物性油とブレンドし、ボディケアなどにも高く効果を発揮してくれます。呼吸器系の不調にも効果が期待できる優れた精油です。
数ある精油の中でもダントツで人気を誇っているラベンダー精油もまたハーブの一種。ラベンダー精油は「酢酸リナリル」という成分を含んでいます。この成分が精神を安定させるセロトニンという成分の分泌を増やす効果があります。この成分により傷などの痛みを和らげる鎮静作用、胃痛や生理痛を和らげる鎮痛作用の働きも兼ね備えています。また、精油の中でも群を抜いて抗炎症作用や殺菌作用なども持ち合わせているため、一本持っておくと心強いですよね。
ハーブは古くから重宝されてきた、私たち人間と関わりの深い植物です。 ハーブ系精油は種類によってさまざまな効能を持っているので、自分の気になる効能に合わせてお選びいただけるのが嬉しいですよね。私たちAiB Organicsでは、皆さまに安心して精油をご利用いただけるよう、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック基準を満たした証である「ABマーク」を取得した精油をご用意しております。ぜひ、皆さまの生活に精油を取り入れてより健康にお過ごしください。