Feb 21, 2022
つらい花粉症予防に効果的な精油とは?
2月が終わりに差し掛かり、いよいよやってくるスギ花粉の時期。こんな時期にはお薬に頼りたくなりますよね。実は自然由来の精油やマヌカハニーでも花粉症状予防や緩和ができるということをご存知でしたか?そんな花粉症の時期に使用したい精油とマヌカハニーについて詳しくご紹介しております。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Feb 21, 2022
2月が終わりに差し掛かり、いよいよやってくるスギ花粉の時期。こんな時期にはお薬に頼りたくなりますよね。実は自然由来の精油やマヌカハニーでも花粉症状予防や緩和ができるということをご存知でしたか?そんな花粉症の時期に使用したい精油とマヌカハニーについて詳しくご紹介しております。
徐々に日も長くなり、春の気配を感じると同時に「花粉」に悩まされる季節が2月3月です。近年日本では花粉症状に悩まされる人が急増しています。今や日本人の3人に一人がアレルギー症状に悩まされ、その中でも花粉症患者はなんと1500万人にも及ぶといわれています。また、その予備軍も患者数とほぼ同等の数がいるといわれているのです。
花粉症とは、植物の花粉を吸い込むことで、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こすアレルギー性鼻炎の1つ。その症状はさまざまな花粉で発症しますが、代表的なものが日本固有のものとされる「スギ花粉」ではないでしょうか。では、どのようにして花粉症状は引き起こるのでしょうか。そのメカニズムを見ていきましょう。
鼻や口から吸い込まれた花粉が粘膜に付着し、アレルギー反応を起こすことで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が現れます。花粉によってアレルギー反応が起こることで、不快感を感じるだけではなく、目や喉に痒みを感じたり、結膜の充血、涙が止まらないなどといった症状が出てくることもあります。場合によってはアレルギー反応によって、めまいや頭痛、眠気、倦怠感、集中力の低下、イライラ感なども副作用として引き起こることがあるのです。
そんな花粉症は、食物アレルギーなどと同じ「アレルギー性疾患」の部類に入ります。要するに花粉症とは「アレルギー性鼻炎」の一種。アレルギー性鼻炎には、「通年性アレルギー性鼻炎」と「季節性アレルギー性鼻炎」の2種類があり、通年性アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニ、カビ、ペットの毛が原因となるため通年を通して症状が出ることが特徴です。それに対し、季節性アレルギーは花粉が原因となって起こるため、文字通り花粉が飛ぶ季節のみに発症するのです。
そんな花粉症の原因となるのはスギ花粉だけではなく、冬から春にかけては、ヒノキやハンノキ、ヒラカンバ。夏の時期にはブタクサやヨモギ、カナムグラという草の花粉が飛びます。それだけではなく、イネ科の雑草も花粉を飛散させ花粉症を引き起こすため、私たち日本人にとってとても身近なアレルギーといえるでしょう。
実際に、昔は花粉症の症状を感じなかったのに、いきなりアレルギー症状を感じるという方が増えているといわれています。
ズバリ、花粉症はいきなりやってくるのです。今は花粉症状と無縁だという方でも安心はできないのが現実です。
日本で最も多いといわれているスギ花粉。ではその理由の一つとして、戦後、日本の復興のために、日本各地でスギの木が大量に栽培されたことが挙げられます。花粉を飛散させる樹齢30年ほどのスギの木が1970頃に各地で急増し、これが理由となり日本ではスギ花粉による症状に悩む人が増えたといわれています。
また、それだけではなく、近年問題視されている地球温暖化も花粉症患者が増える1つの理由とされています。地球温暖化による夏の気温の上昇がスギの木の樹木の成長を早め、結果的に花粉の量を増やしてしまっているのです。
では、スギの木を減らせば花粉対策になるのでは?と思いますよね。スギの木は他の樹木に比べ二酸化炭素の吸収率が高いといわれています。そうしてスギの木が二酸化炭素を吸収することで、地球温暖化を防ぐ効果があるためスギの木を減らすということは非現実的。
昔よりも悩む人が増えている花粉症ですが、先ほどもお伝えした通り花粉症は突然やってくるもの。去年は症状を感じなかったのに今年になって症状を感じるという経験はございませんか?それはもしかしたら免疫機能低下のサインかもしれません。
花粉症は人が免疫機能を働かせるために持っている「IgE抗体」の増加から始まります。このIgE抗体が、腸や皮膚、血液などに存在する「マスト細胞」という細胞と結合します。ここに花粉などのアレルギーが結合することで、アレルギーを引き起こす物質が細胞から放出されます。このようにして痒みなどの不快な症状が引き起こるのです。ストレスや偏った食事、睡眠不足などが原因となり免疫力が低下すると私たちの体はアレルゲンに反応しやすくなります。そのため症状のつらいか花粉症は現代病の1つともいえるでしょう。
スギ花粉という抗原が鼻などの粘膜から体内に侵入することで、体がそれを異物と認識し抗体を作ります。アレルギー反応によって起こる主な症状としては、喉のイガイガや鼻づまり、目のかゆみなどが広く知られていますよね。ですが花粉症によって引き起こる症状はそれだけではありません。
近年ではアレルギー性鼻炎と同時に、蓄膿症と呼ばれる「慢性副鼻腔炎」を合併するケースが多いとされています。蓄膿症という言葉、なんとなく耳にしたことはありませんか?
鼻腔の周りには4つの空洞があり、それを総称して副鼻腔と呼びます。この副鼻腔の粘膜が、細菌やウイルスの感染によって炎症を引き起こし、膿の様な粘液が溜まり、鼻が詰まったりイヤな匂いがしたりなど不快な症状が起こる病気のことを蓄膿症、または慢性副鼻腔炎というのです。
蓄膿症が起こる主な原因として風邪やストレス、カビや細菌、そして花粉などがあげられます。
花粉によって引き起こる副作用はそれだけではありません。
スギやヒノキなど花粉が盛んに飛散する時期には、それが原因となり肌のかゆみや赤み、熱っぽさを引き起こすことがあります。また、マスクの手放せない生活が始まって以降スギ花粉の時期になると、お肌の不調を感じる人が急激に増えたといわれています。
長時間のマスク着用により肌は常に乾燥している状態です。お肌が乾燥している時は、肌の潤いを保っているバリア機能が低下しているため、外界からの異物が侵入しやすくなっています。そうして侵入した異物によって、慢性的に湿疹や蕁麻疹が起きやすくなってしまうのです。
こうして花粉症状は普通のことと放置しておくことにより、さまざまな不快な症状を引き起こすため、適切な予防が必要となります。
辛い花粉状を緩和させる身近な方法として、市販の飲み薬を服用されている方が多くいらっしゃると思います。ですが市販の飲み薬には、眠くなる、倦怠感、喉の渇きを感じるなどの副作用があります。人によってその症状はとても重く、日常生活に支障をきたしてしまうほど。
そんな辛い花粉症状を緩和に高く効果を発揮してくれるのが「マヌカハニー」であるということをご存知でしたか?
実は、「花粉症にはハチミツ」といわれているくらい、ハチミツはアレルギー症状緩和に効果を発揮してくれます。数あるハチミツの中でも特に多く栄養価を含むマヌカハニーは、花粉症状緩和に非常に高い効果を発揮してくれます。
その理由はマヌカハニーには「シリング酸メチル」という成分が含まれていて、この成分が抗炎症作用に非常に優れているため。マヌカハニーにのみ含まれている特別な成分で、鼻のかゆみや喉のイガイガなどの花粉症状が辛い時、スプーン1杯のマヌカハニーをパクッと一口食べるだけで花粉症状の緩和に役立ってくれます。また、朝や夜寝る前の空腹時などにマヌカハニーを取り入れることで、免疫力アップにも繋がります。
内側から症状緩和にアプローチしてくれるのがマヌカハニーだとしたら、外側からのアプローチには精油がぴったり。精油にはアレルギー症状を緩和してくれる精油がいくつかあります。
ユーカリ
コアラが唯一食べる葉っぱとして有名なユーカリ精油。乾燥に強いハーブとしても知られています。そんなユーカリ精油は粘膜の炎症を和らげるうえに、抗菌、抗ウイルス作用、体を温め免疫力をあげてくれる効果を持っています。
ペパーミント
鼻づまり、頭痛や眠気の緩和に効果を高く発揮してくれます。特に、粘液溶解作用を持っているペパーミントは鼻づまりの鬱血緩和に高く効果を発揮してくれます。
ティートリー
数ある精油の中でも群を抜いて殺菌作用に優れているティーツリーもま花粉症緩和にぴったりな精油です。ペパーミント同様、抗菌作用に優れているため、この時期の感染対策にも効果が期待できるのが嬉しいですよね。
ラベンダー精油
数ある精油の中でも抜群の人気を誇るラベンダー精油は、抗炎症作用、
安眠、鎮静作用を持っています。特に、夜に症状がひどくなるとされているスギ花粉には、安眠に導いてくれるラベンダー精油がぴったりです。
これらの精油の中ならお好きなものを使用して、花粉症状緩和に役立つアロマバームを手作りしてみませんか?
用意するもの(バーム25gの場合)
蜜蝋 5g
ホホバオイル 20g
精油 3滴
容器 1個
作り方
耐熱容器に蜜蝋、ホホバオイルを入れ湯煎で溶かします。
溶けたら陽気に流し込み、粗熱が取れたら精油を加え竹串で混ぜ合わせます。
冷やして固まったら完成です。
呼吸器がむずむずする時、このバームを鼻周りや首筋に塗るとこでスッキリとして呼吸が楽になります。
花粉がより一層強く舞う時期を迎えます。市販のお薬を服用することも一つの方法ですが、大切な自分の身体に負担のないよう、自然派の精油やマヌカハニーを駆使することで、より健康に安全に花粉症状緩和に役立たせることがきます。AiB Organicsでは、ニュージーランドのオーガニック認証である「Bio-Gro」を取得した本物のマヌカハニーと、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック認証である「ABマーク」を取得した精油をご用意しております。ぜひ、本格的に花粉が舞うこれからの季節に自然由来の精油とマヌカハニーを取り入れて見てくださいませ。