Mar 28, 2022
免疫力アップにも!腸内フローラについて詳しく知ろう!
近年、有名雑誌などでも取り上げられることの多い「腸活」というワード。腸活において欠かせないのが腸内フローラを整えるということです。実は腸内フローラを増やすには、バランスがカギとされています。そんな腸内フローラが働くメカニズムと、腸活に欠かせないある食品について詳しくご紹介しております。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Mar 28, 2022
近年、有名雑誌などでも取り上げられることの多い「腸活」というワード。腸活において欠かせないのが腸内フローラを整えるということです。実は腸内フローラを増やすには、バランスがカギとされています。そんな腸内フローラが働くメカニズムと、腸活に欠かせないある食品について詳しくご紹介しております。
よくテレビや雑誌などで目にする「腸活」というワード。
腸活とは、その名の通り《腸の活動を活発にし、腸内環境を整え健康維持をする》ということ。男性よりも便秘になりやすいと言われる女性の多くが腸活を意識しているのではないでしょうか。腸活でとても大事なことはズバリ、《腸内フローラを増やして悪玉菌を減らす》こと。腸内フローラに着目すると、便秘知らずの理想的な身体も夢ではありません。では、腸内フローラとは一体何でしょうか。一緒に見ていきましょう。
私たちの腸には、食べたものを消化吸収する小腸と、栄養を吸収した後の残りカスから大便を形成する大腸と呼ばれる臓器があります。この2つの臓器の働きは私たちが生きていく上で必要不可欠な働きですが、この働きに加え、腸内に棲んでいる腸内細菌の働きが欠かせません。実は、体内にある細菌の9割が腸内に棲みついています。その数はおおよそ100兆〜1000兆ほど。種類は約1000種類、その重さにして1キロ〜2キロほど。そして私たち人間の細胞は約60兆個といわれているので、私たちの体の中には細胞よりも多くの細菌が存在していることになるからびっくりですよね。
大腸に棲む細菌を腸内細菌といいます。通常、体外から侵入した異物などは、私たちがもともと持っている免疫システムによって排除されますが、免疫寛容というシステムによって排除されないものもあります。免疫寛容とは、特定の特異的な免疫応答が起こらない無反応性の状態。このシステムによって生存が許された唯一の細菌こそが腸内細菌なのです。
この腸内細菌こそが腸内フローラの正体。腸内に棲んでいる細菌はそれぞれの種類ごとにグループとなって腸内の壁にぎっしりと張り付いています。この姿がまるで品種ごとに塊となって咲くお花に見えることから、英語でお花を意味する「フローラ」とかけ合わさって腸内フローラと呼ばれているのです。
ズバリ腸内フローラとは、腸内細菌を意味しているのです。
私たち人間の全ての腸内に腸内フローラが存在しています。しかし、腸内フローラの形成パターンは人それぞれ異なります。それは日頃の食生活や生活リズムも関係していますが、一番大きな影響とされているのが母親の腸内環境であるといわれています。
私たちは生まれてくるときに、母親の産道に存在している腸内フローラに接触することで腸内細菌をもらい受けます。こうして私たちの腸内に細菌が入り込み、腸内細菌として繁殖していきます。通常、腸内フローラの原型は3歳までに形成されるとされていて、生後に形成された腸内フローラの数は変化しないとされていて、3歳の時の腸内フローラの状態が最良の状態だとされています。
そのため、1000種類以上ある腸内フローラのうちのどの種類があるのか、種類によって数が多いのか少ないのかは一人ひとり異なるのです。
腸内フローラの種類は、その働きによって主に3つ分けられます。
1つは私たちの体を守る善玉菌 、2つ目は体に悪い働きをする悪玉菌、そして、状況はよって善玉菌と悪玉菌療法の働きをする日和見菌に分けられます。
【善玉菌】
乳酸菌、ビフィズス菌などがあります。理想の割合は2割ほど。乳酸や酢酸を作り出し、腸を弱酸性に保つ働きをしてくれるのです。
実は腸はお肌と同じで弱酸性の状態こそがベストな状態とされています。
【悪玉菌】
大腸菌、ブドウ菌があります。悪玉菌の主な働きは毒性物質を作り出すこと。悪玉菌が働いているときの腸内の状態はアルカリ性で、理想の割合は1割とされています。
【日和見菌】
バクテロイデス、大腸菌(無毒株)があります。理想の割合は7割とされていて、善玉菌、悪玉菌の優位な状態の方と同じ働きをするという特徴があります。
先ほどもお伝えしたように、腸内フローラの理想的なバランスは善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌が7割とされています。 そして、日和見菌は優勢な方の細菌と同じ働きをするので、腸内を常に弱酸性にし、善玉菌を優勢な状態にしておくことがとても大切です。私たちの腸内では日々善玉菌と悪玉菌、どちらが優勢でいられるのかという争いが起きています。この争いは常に行われているため、腸内フローラの数は日々変わっていきます。そして、歳が重なるにつれて、腸内フローラの数は減っていくともいわれているのです。
ですが、腸内フローラのバランスは年齢に関わらず崩れていきます。
腸内フローラのバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になってしまうことで引き起こるのが便秘です。また、便秘だけではなく、悪玉菌が発生させた有害物質を一刻も早く排出させようとし腸が活発化しすぎてしまうため、結果的に下痢を引き起こしてしまうこともあります。下痢になると、腸内にある善玉菌までも排出してしまうため、さらに腸内環境の悪化を引き起こしてしまうのです。
そして腸と肌は密接な関係にあることをご存知でしたか。善玉菌には吸収の作用があるほかに、肌を弱酸性に保ちながら潤い成分を排出する働きがあります。そのため、善玉菌が優勢であるときには肌のバランスが保てます。
こうして腸内フローラのバランスが崩れることは、体のあらゆる部分に悪影響を及ぼすのです。
悪さをする悪玉菌、いいことずくめな善玉菌。腸内フローラのバランスを整えるには、善玉菌が重要だということがわかりました。では、そんな善玉菌を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。
善玉菌を増やすのにとても大切だといわれているものが2つあります。それは「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」。プロバイオティクスとは善玉菌を含んでいる、発酵食品や調整剤のことを指し、そしてプレバイオティクスは善玉菌のエサとなる、食物繊維やオリゴ糖のことを指しています。
ヨーグルトやチーズなどの発酵食品には、乳酸菌や酵母菌などの善玉菌が含まれていて、継続的に取り入れることで効果が期待できるといわれています。
善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖は腸内で菌の数を増やす助けになります。食物繊維には水に溶け便を柔らかくする「水溶性」と、水に溶けず便の量を増やす「不溶性」の2つのタイプがあり、便の動きをスムーズにしてくれる働きがあります。
食物繊維にも善玉菌を増やしてくれる働きがありますが、より効果的なのがオリゴ糖を取り入れることでさらに効果が期待できます。その理由は、オリゴ糖は私たちにとて嬉しい働きをしてくれるビフィズス菌の大好物だから。ビフィズス菌は乳酸菌の一種であり、乳酸菌を生成することで腸内環境を整え、さまざまな生理機能を発揮してくれます。また同時に、ビフィズス菌が体内で生成する酢酸には強い殺菌力があり、悪玉菌の繁殖を防いでくれるのです。酢酸はお酢にも含まれている成分ですが、お酢は消化の途中で吸収され腸には届かないため、ビフィズス菌こそが腸内フローラを整えるカギとなるのです。
そんなビフィズス菌を増やすのに効果を発揮してくれるオリゴ糖を上手に摂るには、マヌカハニーがぴったり。マヌカハニーにはオリゴ糖が豊富に含まれており、実際にマヌカハニーに含まれているオリゴ糖が、悪玉菌の一種であるサルモネラ菌の生存を下げ、便の回数が増え、ビフィズス菌の量が格段に増えたという研究結果が出されていているほど。マヌカハニーをスプーン一杯摂り入れるだけで腸内環境の改善が期待できます。スーパーなどで、シロップ状のオリゴ糖などが売られていますが、不純物の入っていないピュアなマヌカハニーから摂取することで、悪玉菌の増加を抑制しながら、生きたビフィズス菌を増やすことができるのです。
腸内環境が整うと、心と体が健康になり、肌がきれいに保たれ、免疫力が高まり、いいことづくし。よく「腸内フローラを整える」というように、腸内フローラを整えるということは、バランスのいい食事が基本となります。私たちの大切な体の中に入るものだからこそ、不純物の入っていない食事を意識することがより健康な状態へとつながります。AiB Oragnicsでは、ニュージーランド政府が定めた厳しいオーガニック基準をクリアした証である「Bio-Gro」を取得したマヌカハニーを取り扱っております。ぜひ、自然由来のマヌカハニーが持つ効果をお試しされてみてください。