Apr 25, 2022
女性必見!デリケートゾーンケアによる美容効果とは?
「フェムテック」という言葉を耳にされたことはございますか?
「フェムテック」は今までセンシティブとされてきた女性の体の悩みを解決するための動きのことを指しています。
フェムテックの一環として、デリケートゾーンのケアが上げあられます。実はデリケートゾーンのケアはとても大切でありながら、日本ではまだあまり知られていません。ケアをすることで、女性に嬉しい美容効果も期待できます。今回は、そんなデリケートゾーンケアについて詳しくご紹介しております。
デリケートゾーンケア=フェムテック?
いきなりですが、女性の皆さまに質問です。日頃のスキンケアはどのくらい丁寧にされていますか?おそらく、毎朝のメイク前、または毎日のおやすみ前、乾燥から大切なお肌を守るために化粧水で保湿し、水分を閉じ込めるためにオイルなどの油分を塗る、という一連のケアを行なっているのではないでしょうか。
では、お顔のスキンケアと同様に、『デリケートゾーンケア』されていますか?実は、デリケートゾーンケアは女性にとってとても大切。デリケートゾーンケアをすることで、女性に嬉しい様々なメリットがあるのです。ですが、デリケートゾーンの話って、「なんとなく話題にしにくい…」と感じますよね。今回は、そんな女性の方必見!《今さら聞けないデリケートゾンケアについて》一緒に詳しく見ていきましょう。
女性として暮らしていても、忙しい毎日を過ごしていると案外自分の体には無頓着になってしまうこともありますよね。ここからは、ご自身の体をイメージしながら読み進めてみてください。
デリケートゾーンケアと聞いてもどんなものかなかなかイメージしにくいと思います。
女性は女性特有の臓器である「子宮」と「卵巣2つ」がおへその辺りにあります。子宮は握りこぶしひとつ分の、卵巣は親指くらいの大きさをしています。そして子宮から外部へと続く膣は、普段は毎月の月経やおりものを排出するというデトックス器官の役割をしていながら、内部と外部へとの連絡通路としての役割を果たしてくれています。そして、膣周りと呼ばれる大陰唇、小陰唇から外側に向かってアンダーヘアが生えた部分となっています。
通常、アンダーヘアが生えた部分から、膣までをデリケートゾーンと呼ぶことが多く、要するにデリケートゾーンケアとは「膣ケア」という意味合いを持っているのです。
そんなデリケートゾーンに集まる皮膚は身体の中でも最も薄く、繊細な皮膚と粘膜によって構成されています。なんとその薄さは、身体の中でとても薄いとされていて、非常に皮膚の薄いまぶた0.06mmよりも薄いといわれているから驚きですよね。
近年は、そういった女性ならではの体の問題を解決するための新しい取り組みやアイテムなどのことを「フェムテック」と呼びます。フェムテックとは「Female(英語で女性という意味)」と「Technlology(テクノロジー)」を組み合わせた造語。女性の社会的活躍が著しくなった今、「これまでタブーとされてきた生理やデリケートゾーンなどの悩みなどを、女性によるアイデアによって解決していく」という動きが世界的に注目されれいるのです。
デリケートゾーンは弱酸性
そんなデリケートゾーンに集まる皮膚は身体の中でも最も薄く、繊細な皮膚と粘膜によって構成されています。顔のように常に見える位置にないため気づきにくいですが、まさに第二の顔といえるほどとても敏感でトラブルを引き起こしやすい場所。その名の通りとてもデリケートな場所なのです。
そんなデリケートゾーンは、日々の生活の中で常に刺激を受けてしまっています。例えば、下着や生理用ナプキンによって覆われているため、夏場に限らず一年を通してとても蒸れやすく、締め付けられています。蒸れた状態が続くことで、雑菌が増え、肌荒れを起こしてしまったり、おりもののイヤな匂いのもととなる汚れや皮脂が溜まるなどのトラブルに繋がります。実際に、女性のデリートゾーンの悩みで多いとされているのがかゆみやイヤな匂いといわれています。
通常、健康な女性の膣内には6種類もの常在菌(善玉菌)が活動しています。その中でも「乳酸桿菌」という乳酸菌の1種によって、膣上皮にある「グリコーゲン」というブドウ糖を乳酸に変えることで酸性に保ち、病源細菌の繁殖を自ら防ぐ働きをしています。このように、膣は酸性に保たれているため、健康な状態である時のおりものは少し酸っぱいような匂いがするのです。
また、デリケートといわれるほかの理由として、膣はpHバランスがほかの箇所の皮膚と違います。pHバランスとは、水素イオン濃度の総称で、「酸性やアルカリ性を示す数値」のこと。pH数値が少なくなるほど酸性が強くなり、多いとアルカリ性に傾くとされています。健康な肌の状態といわれているのがpH4.5〜6.0の弱酸性。それに対し女性のデリケートゾーンが正常であるときのpH値は、3.8〜4.5と、より酸性に近い状態。こうして酸性に保たれることで、トラブルの元となる有害菌が住みにくくなりますが、このpHバランスが崩れてしまうことで、乾燥やかゆみ、炎症、くすみなどの原因になるのです。 さらに、悪化してしまうと雑菌が繁殖しすぎてしまい、婦人科系の病気に繫ることも。より健康な身体を保つためにも、酸性の状態を意識しながらデリケートゾーンを優しく労わる特別なケアが必要となるのです。
デリケートゾーンケアは保湿が大事?
そんなデリケートで大切な部分、敏感な場所だからこそ、より一層の丁寧なケアが必要となります。
まずはデリケートゾーンを清潔に保っておくことが重要。
近年は、メディアでも特集を組まれるほど注目され、市販でもデリケートゾーンケア用品が手に入る時代になってきましたが、きちんとデリケートゾーンのpHレベルに合うのもを使用することが大切です。一般的に販売されている石鹸やボディソープなどの洗剤は弱アルカリ性からアルカリ性のものが多く、肌への刺激が強いため皮膚膜のバリアが低下してしまうことがあるため注意が必要です。
小陰唇と大陰唇の間には「恥垢」(ちこう)という分泌物の垢が溜まっています。見た目は白いカスのような恥垢は、脂性であるため普段の入浴やお湯だけではなかなか落ちにくいのが特徴。弱酸性で優しいデリケートゾーンケア用のソープを使用して、丁寧に指の腹などで優しく洗浄することでデリケートゾーンの環境が清潔に保たれます。
また、汚れを落とし清潔にしておくことは大切ですが、デリケートゾーンを乾燥させないよう、常に保湿してあげることもとても重要です。
実際に、常に下着と接しているデリケートゾーン周辺は乾燥しやすいため、それが原因となって不快なかゆみを式起こすことが多くあります。
乾燥してしまった状態のことを「ドライバジャイナ」と呼びます。
ドライバジャイナは、年齢を重ねるほどその症状が多く見られるとされ、女性ホルモンであるエストロゲンの減少によって引き起こる更年期障害の症状の1つとして起こることが多くあるとされています。
更年期の症状に多く見られる頭痛や肩こり、めまいなどの症状とともに、皮膚や粘膜のみずみずしさが減り、ハリが感じられなくなったときこそデリケートゾーンケアを意識してみてください。
また、比較的年齢の若い女性の方でも、ストレスや不規則な生活、出産や授乳などによって起こるホルモンバランスの崩れが原因となって、膣内の乾燥へと直接繋がっていきます。
また、乾燥やかゆみだけではなく、デリケートゾーンのくすみもまた女性ならではのお悩みの1つではないでしょうか。デリケートゾーンのくすみは、365日下着と触れることで起こる摩擦や刺激から肌を守るためにメラニン生成が活発になるため起こります。また入浴時にゴシゴシこすったり、タオルで拭くなどすると、摩擦による色素沈着が起きてしまいます。
さらに、デリケートゾーンの保湿をしないことで「ノネナール」という匂い物質が発生し、イヤな匂いの元となります。
乾燥が悪化すると膣炎にも繋がるため、デリケートゾーンケアをする際には、保湿を心がけながら行うと良いでしょう。
デリケートゾーンケアにおすすめな精油は?
先ほどデリケートゾーンの乾燥は更年期障害の一環とお伝えしましたが、膣ケアを始めるのに相応しい年齢などは特に決まっておらず、お肌のケアと同じように、いつから始めても効果を実感できます。
デリケートゾーンは東洋医学において、経路を全体的に整える役割をおち、気の巡りを左右する大切なポイントとされています。デリケートゾーンのケアをすることで免疫力が高まり、膣だけではなくお肌が潤い、健康面、美容面ともにアップするという嬉しい効果も。
また、膣から分泌される分泌液は自律神経によってコントロールされており、精神的なリラックスが膣の分泌液量を増やすとされています。
ではそんなデリケートゾーンケアはどのように行なったらいいのでしょうか。
デリケートゾーン付近は経費吸収率が比較的高いとされている腕の内側のなんと42倍もあります。そのため、不純物の入っていないオーガニックなものを使用することが大切です。
市販のデリケートゾーンケア専用品よりも、より自然由来のものでケアしたいという方には、オーガニック精油を使用してのケアがおすすめ。
精油は直接お肌に使用することができないため、必ず植物性オイルと混ぜて使用してください。
先ほどもお伝えした通り、膣付近は経皮吸収率がとても高く、自律神経も深く関与しているため、自然由来の精油、植物油を使用することで、全身の体調改善が期待できます。
精油はそれぞれ違った効能を持っているため、その時の症状に合わせてお選びいただけますが、女性におすすめな精油がゼラニウムと真正ラベンダーの精油。ブレンドする植物性オイルはお好きなものをお選びいただけますが、ヒトのお肌に近い成分といわれているホホバオイルがおすすめです。ホホバオイル50〜60mlに対してゼラニウム6滴、または、真正ラベンダー精油6滴をブレンドします。されに、両方の精油をミックスして計6滴にすると香りの相乗効果も期待できます。毎日のバスタイムの後に、手のひらで温め、優しくデリケートゾーンに塗ります。表面だけではなく、内側のひだの部分にも優しく塗ります。膣の入り口付近にも優しく撫でるように塗りましょう。膣を精油でケアすることで、ホルモンや自律神経、血行、免疫細胞のバランスが整うのを実感できるでしょう。
また、デリケートゾーン付近にある仙骨も同時にケアすることで、女性ホルモン分泌を安定させる働きが期待できます。この時、ご紹介した精油とホホバオイルをブレンドしたものを手に取り、優しく撫でるように仙骨をマッサージすることで、仙骨のこり緩和に役立ちます。
デリケートゾーンケアが当たり前とされ日々の習慣である欧州諸国に比べ、日本ではまだまだ浸透しておらず話題に出しにくいですよね。悩みや疑問を抱えながらも、正しい方法がわからず間違ったケアをしてしまうと、トラブルはさらに悪化してしまうことも。自分の大切な体だからこそ正しい方法で丁寧にケアし、労ることがとても大切です。デリケートゾーンケアに精油を使用する際には、必ず100%自然由来のものをお選びください。AiB Organicsでは、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック基準をクリアした証である「ABマーク」を取得した精油のみをご用意しております。ぜひ、デリケートゾーンケアに自然由来の精油をお役立て、より健康にお過ごしくださいませ。