秋のゆらぎ頭皮に!精油を使用した頭皮ケア | AiB Organics
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ORGANIC COLUMN

心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。

May 9, 2022

これから迎える夏に!精油を使用したおすすめスキンケアとは?

Essential oil and the shells

今年もついに夏がすぐそこまでやってきています。気分は上がるのに何故かお肌の調子が良くないと感じる方はこの時期に多いとされています。それは、春から夏に変わる季節の変わり目には、お肌にとってとても過酷な環境であるため。そんな時には、精油を使用したスペシャルスキンケアがおすすめ。今回は、この時期にお肌トラブルが増えてしまう理由と、お肌を労るおすすめスキンケアについて詳しくご紹介しております・

夏に特別なスキンケアが必要な理由とは?

5月に入り、20℃を超え汗ばむ夏日が連日続いています。これから夏にかけさらに気温が上がり夏本番がやってきますね。温度や季節によって変わるのは洋服だけではありません。外気の状態や温度が変わるのと同時に、肌の状態も変わっていきます。そのため、特に夏にかけてのこの時期は、デイリーなスキンケアとは一味違ったスキンケアがとても大切。 今回はそんなこれからの季節にぴったりなスキンケアの方法について詳しく見ていきましょう。
まず、夏を迎える今の時期にこそ特別なスキンケアが必要な理由は、春から夏にかけては空気が乾燥するからです。乾燥と聞くと冬をイメージされる方が多くいらっしゃるかと思います。そして、特に日本の夏は湿度が高いため意外にも知られていませんが、今のこの時期も空気が乾燥し、私たちのお肌は知らずにダメージを受けているのです。
春に空気が乾燥している理由は、乾いた空気を持った異動性の高気圧に覆われるため空気がカラカラに乾燥してしまうから。特に、3月から5月初めには最低湿度が1%台となり、一年を通して最も空気が乾燥する時期とされています。また、この時期は日本人に多いといわれているスギやブタクサなどの花粉がピークを迎えることや、黄砂、PM2.5などが風によって海を渡り日本にやってきます。黄砂やPM2.5は排気ガスなどの汚染物質を多く含んでいるため、肌を炎症させたり、酸化させ老化の原因となることも。春先の乾燥した空気と相まって、大気汚染物質が肌に付着することでお肌のダメージへと繋がるのです。
そして夏も春と同じように、空気の乾燥に気をつけないといけません。日本の夏というと湿気がジメジメとしていて乾燥とかけ離れたイメージがありますよね。ですが大量に汗をかくことで、体内の水分が排出されてしまい、結果的に肌内部の乾燥につながります。この状態を「インナードライ」と呼び、お肌のかゆみを引き起こす原因となります。また、冷房の使用が空気の直接的な乾燥の原因となるため、この時期のスキンケアはより一層お肌を労わる必要があるのです。実際、冬よりも春や夏の方が空気の乾燥に気をつけなければなりません。

Woman with dry skin

この時期の紫外線は危険?

春から夏にかけての時期は空気の乾燥に加え、紫外線が一年の中でも比較的に多い時期。紫外線は目には見えませんが、肌への影響が非常に多いため、スキンケアに加えて紫外線対策にも十分気をつけないといけません。
そんな紫外線にはA波、B波、C波の3種類があるとされています。この3つの中で、春から夏にかけての季節に特に気をつけないといけないのがB波です。肌に強く影響し、直接的な肌の日焼けの元となるのがB波です。また、B波は日焼けのみならず、肌のシミやシワ、皮膚がん、さらには全身の免疫力の低下なども引き起こすとされています。
B波同様、A波もまた、お肌に悪影響を及ぼします。B波と比較すると肌への影響力は少ないといわれていますが、室内まで紫外線が届くとされています。また、健康なお肌を保つために必要なコラーゲンを破壊する性質を持っているのがA波なのです。コラーゲンは細胞と細胞を結び、お肌の弾力を補う役割をしています。そんなコラーゲンを破壊してしまう紫外線A波は、春から夏にかけてのみならず、一年を通して季節や天候に関係なく降り注いでいるのが最大の特徴。空気が乾燥する上に大気汚染物がピークを迎えるこの時期にお肌がコラーゲン不足を引き起こしてしまうと、女性の大敵であるたるみやしわの原因となってしまうのです。
A波、B波の紫外線が表皮の奥にある「メラノサイド」という色素再生細胞まで届くと、メラニン生成を始めます。メラニン色素は紫外線から肌を守るために作られますが、これが過剰に生成されることで、シミやそばかすの原因となります。
また夏に向けて気温が上がるとき、私たちはたくさん汗をかきますよね。一度にたくさんの汗をかくことで、肌を覆っている「皮脂膜」を流してしまい、お肌の乾燥の原因となります。さらには、肌の角質が汗の水分を吸収することで、ふやけて皮脂腺を圧迫し、毛穴が詰まってしまうため、毛穴の黒ずみやニキビの原因にも繋がるのです。毛穴は肌呼吸を補っているとても大切なもの。そのため、汗をかく今こそ季節に合ったスキンケアが大切です。

Sunscreen and ocean

夏スキンケアのポイントとは?

外は暑く汗でベタベタ、強い紫外線もあり、室内では冷房で乾燥に拍車のかかるこの季節は、私たちが思っている以上にお肌にとって過酷な環境です。
この時期のスキンケアのポイントはズバリ「保湿」となります。空気が乾燥すると「お肌のバリア機能」が破壊されるため、保湿が重要となります。夏の暑い日に冷房を1時間使用するだけで、なんと40%も湿度が下がるといわれています。
通常、5月〜6月の東京の平均湿度は70〜80%、冷房を使用した場合、湿度は40%代まで下がります。1月の東京の平均湿度が50%台ですので、冷房を使用する5月〜6月の方が、真冬である1月よりも空気が乾燥していることがわかりますよね。
汗をかきお肌のベタつきが気になることで保湿を控えがちですが、皮脂が多くても水分が不足しているため、いつもより化粧水など十分にお肌に水分を与え、油分でしっかりと水分を閉じ込めてあげることが大切です。
そして、健康的なお肌を保つときに意識していただきたいのが「phバランス」です。phバランスとは「水素イオン濃度指数」を指しています。このphバランスの数値が少ないと酸性、数値が多いときアルカリ性に傾いているということを意味します。
通常、健康なお肌は【弱酸性】といわれています。私たちがかく汗は弱酸性ですが、汗をかいた際の肌表面は時間が経つとアルカリ性へと傾き、この状態が続くと、phバランスが崩れ、肌荒れが起きやすくなります。通常、phレベルが4.5〜6.5が健康的な状態であるといわれていますが、健康的なお肌であればアルカリ性に傾いてしまった時、自らphを弱酸性へと戻すことができます。ですが、アルカリ性に傾いたお肌が弱酸性に戻る際、phレベル6〜8前後を通過します。このあたりの数値が最もアクネ菌が繁殖しやすい数値とされており、お肌が過敏になり細菌による炎症を起こしやすいとされています。
お肌を弱酸性に保つために、また、アルカリ性に傾いてしまったお肌を弱酸性に戻すためには、優しいスキンケアが大切です。

Indicator paper with acidic testing

精油を使用したおすすめスキンケアレシピとは?

お肌にとって過酷なこの時期のスキンケアには精油を使用したナチュラルなスキンケアがおすすめ。
精油を使用したスキンケア製品といっても、市販で売られているスキンケアの多くは洗浄力が強く弱アルカリ性であるものや、防腐剤などの添加物でお肌の刺激となるものが多くあります。そのためこの時期のお肌には、精油を取り入れた手作りのスキンケア製品を使用するとより効果を実感できるでしょう。
この時期に一番重要な【保湿】の役割を補ってくれるのが化粧水。化粧水を重ね付けし、しっかりと水分をお肌へ送り込みましょう。

【アロマ化粧水の作り方】
用意するもの(50mlの場合)
・フローラルウォーター 35ml(ネロリウォーター、またはローズウォーターが効果的)
・水 10ml
・グリセリン 3ml
・ゼラニウム精油 1滴
※エーデルワイスエキス 2ml
※ムラサキ根エキス 0.5ml
※米セラミド原末 0.06g (※マークのものはなくても良い。入れない場合はグリセリンを5ml にすると良い。)
作り方
1.ビーカーにグリセリン、精油、(※)米セラミド原末を入れガラス棒でよくかき混ぜる。
2. 1にフローラルウォーター、水、(※)植物性エキスを加えよく混ぜ合わせます。次に、容器に移し軽く振れば完成。
化粧水でお肌によく水分を与え保湿をした後は、潤いをキープをするために手作り乳液はいかかでしょうか。
【アロマ乳液の作り方】
用意するもの(30ml)
・シアバター 1g
・ローズウォーター 25ml
・植物性乳化ワックス 1g
・アプリコットカーネル油 5ml
・トウキンセンカエキス 1ml
・ゼラニウム精油、またはラベンダー精油 1滴
作り方
1.シアバター、植物性、乳化ワックスを耐熱用ビーカーに入れる。 2.別の耐熱用ビーカーに、ローズウォーターを入れ、両方のビーカーを同時に湯煎にかける。(1のビーカーはガラス棒でゆっくりと混ぜる)
3.材料が溶けて液体になり、2つのビーカーが約50度に温まるまで待つ。
4. 1の耐熱用ビーカー2を3回に分けて注ぐ。
5.全て注ぎ終わったら、植物エキスを加えて、なめらかなクリーム状になるまでミルクフォーマーなどで混ぜ合わせ、精油を加える。
6.精油を優しくかき混ぜたら、ゴムベラを使用し素早く容器に移したら完成。

Essential oil and cream

このように、精油を取り入れこの時期のデイリースキンケアをすることで、刺激を抑えながらお肌を労わることができます。またこの時期は特に、優しくスキンケアをしながら、紫外線対策をすることも大切。精油をお選びになる際には必ず不純物の入っていないオーガニック精油をお選びください。AiB Organicsでは、フランス農務省が定めた厳しいオーガニック基準を満たした証である「ABマーク」を取得した精油のみをご用意しております。夏はもうすぐそこにきています。ぜひ、本格的に夏が始まるこの時期から、積極的に精油をスキンケアに取り入れてみてくださいませ。