Aug 18, 2022
心身ともに効果大!マスクシンドローム緩和に効果的な精油とは?
マスクが日常生活の一部となった今、以前には感じなかった心身の不調を感じるようになったという方が多くいるそうです。もしかしたらそれは「マスクシンドローム」かもしれません。今回は、そんなマスクシンドロームによって引き起こされる不調と、それぞれの症状緩和にぴったりな精油について詳しくご紹介いたします。
心、肌、体に良いこと。オーガニックの話をしましょう。
Aug 18, 2022
マスクが日常生活の一部となった今、以前には感じなかった心身の不調を感じるようになったという方が多くいるそうです。もしかしたらそれは「マスクシンドローム」かもしれません。今回は、そんなマスクシンドロームによって引き起こされる不調と、それぞれの症状緩和にぴったりな精油について詳しくご紹介いたします。
マスクが習慣化し、私たちの日常生活の一部となってから、早くも3度目となる夏を迎えています。外出時のマスク着用にもう慣れたとはいえ、「やっぱり憂鬱」と感じている方も多くいらっしゃるのが事実です。実際に、とある調査によって日本人の約3人に1人がマスク着用による体の不調を感じているという結果が明らかとなりました。マスクは、外部からのウイルス侵入を防ぐためにとても重要ですが、同時に、マスク着用によって私たちの体に対するデメリットがあるということも事実。日本人の約半数がマスクによる健康被害を知らないままでいるといいます。終わりの見えない長期化するマスク生活は、「マスクシンドローム」ともいうべきさまざまな不調をもたらします。今回は、そんなマスクシンドロームについて詳しく見ていきましょう。
日常生活でマスクをする中で、このような不調を感じたことはございませんか?
・頭がぼーっとする
・のどが乾燥しているよう、または乾燥によってのどのつっかえを感じる
・肌が荒れる
・便秘になった
・顔にかゆみが出るようになった
・ほうれい線やシワが目立つようになった
マスク生活が始まってからこのような不調に心当たりがある方はもしかすると、マスクシンドロームのによる症状かもしれません。
「マスクシンドローム」とは、マスク着用によって引き起こされる症状のこと。感染症の流行によって必需品となったマスクと、英語で「症候群」を意味する「シンドローム」を組み合わせた造語です。そんなマスクシンドロームによる症状には、食事中のムセから肌荒れ、口臭などの自覚しやすいものから、集中力の低下やうつ病の発症、睡眠時無呼吸障害など、自分では意識しずらいものまで、その症状は非常にさまざまだとされています。 また、今の子供は以前の子供に比べて、マスクの着用時間が多いため、歯並びの悪化や、表情筋の衰えなどの原因となるとも言われています。こうした症状を放置しておくことで、子供の将来の見た目に大きく影響するとも考えられてもいるのです。
ウイルスが外部から体内に侵入するのを防ぐためのマスク。実は、そのマスク着用によって、ウイルスなどに打ち勝つための能力である免疫が、知らず知らずのうちに下がってしまう可能性があるということをご存知でしたか?
ここ3年ほど外的刺激に触れることのないまま、長期間に渡ってマスクをして生活していることで、私たち人間がもともと持っている「自己免疫」の効力が発揮する機会を失い続けてしまっているのです。これにより、外的刺激が侵入してきた時に限らず、体調不良が起き、いざという時に自分自身が持つ免疫力で、自分自身の体を守れにくくなってしまうということも考えられているのです。
例えば、マスク着用生活が始まってから風邪をひいても治りが遅くなったと感じることや、疲れやすいと感じたことはございませんか?もしくは、マスク生活が始まってから肌の調子が悪く、繰り返しているという方。それも、長期間のマスク着用によって免疫が下がってしまっているからかもしれません。
現代人は不規則な生活によりただでさえ免疫力が下がりやすい環境にあるとされています。そこに、マスクを着用して自らが外敵刺激に触れることがない期間が長く続くことで、外敵刺激に対抗する力がなくなり、さらなる免疫低下を招いてしまうことも懸念されています。こうした現代人特有の理由が重なって免疫力低下につながることを「現代型免疫低下」といい、現代人に忍びよる免疫低下はとても深刻で、感染症が流行りだしマスクが手放せなくなって以来、問題視され始めています。
なんとも、この現代型免疫低下によって、肌荒れだけではなく、アトピーの症状がひどくなってしまったり、口内ヘルペスの発症、また、少しの寒暖差でも体調を崩しやすくなってしまうなど、不調を長引かせる原因にもなり得るとされています。
また、不織布などのマスクは密着度が高く、その分外部からのウイルス侵入を防ぐ反面、マスク下の顔の皮膚を動かしにくくさせます。そうすると引き起こるのが、顔のたるみや深いシワです。長期に渡るマスク着用で顔の表情筋を動かす機会が減ってしまったことで、以前に比べ、顔のたるみが気になるようになったという方が増えているといわれています。だからこそ、マスクシンドロームによって起こる不調を丁寧にケアしてあげることが大切なのです。
このように、多方面から不調を引き起こすマスクシンドローム。ですがマスク着用による不調を緩和するために、マスクを外して生活をするというのは現時点では難しいですよね。では、そのさまざまな不調を緩和することは不可能なのでしょうか?いいえ、可能です。マスクシンドロームにって起こる不調を緩和するには、精油が持つ効能が高く期待できるといえるでしょう。
植物が持つ幅広い効能をぎゅっと凝縮した精油は、マスクシンドロームによって引き起こる多方面からの不調にそれぞれアプローチでき、緩和を助けてくれます。さて、ここからはマスクシンドロームによって引きおこる不調・症状別に効果的な精油について詳しく見てきましょう。
【肩こり・頭痛緩和に◎ → ローズマリー、ペパーミント】
マスク生活が始まって以来多くの人が悩まされている不調の1つが肩こりと頭痛です。
マスク×肩こり×頭痛というと一見何も繋がりもないように感じますが、長時間のマスクの着用の際に耳にゴムがかかることで、耳の周りや側頭部の筋肉が引っ張り続けられます。その圧迫により、血行が悪くなり、側頭から耳の周りの筋肉が緊張し、緊張型頭痛を引き起こしてしま
うのです。そんな肩こり、頭痛緩和におすすめ精油は、ローズマリー精油。アロマテラピー界ではいわずとしれたコリ緩和に効果的な精油の代表格で、滞ってしまった血液循環を促してくれる働きがあります。ペパーミント精油は、痛みを抑え筋肉を和らげてくれる効果があります。肩こりのみならず、首こり緩和にも効果が期待できます。
【頭をシャキッとさせたい時に◎ →レモン】
マスクをしているとなんとなく頭がぼーっとすることはございませんか?それはもしかしたらマスク着用による隠れ酸欠のサインかも知れません。頭痛が引き起こる1つの原因として、酸欠があげられます。酸欠とは、呼吸が浅くなることで体の隅々まで酸素が行き渡りにくくなる状態のこと。マスク生活が続き、常にマスクを着用することに体が慣れてしまっているため自分が酸欠になっていることに気がつくことができず、「隠れ酸欠」状態にある人が多いとされています。対策としては、意識的かつ定期的に深い呼吸を意識すること。呼吸を深くするのを助ける精油はぴったりなのです。そんな酸欠状態になってしまった時にはレモン精油がおすすめ。フレッシュで馴染みのある香りのレモン精油は、頭の働きを活発にしてくれる精油の1つ。また、レモン精油は万人受けする馴染みのある香りを放つため、呼吸を深くしたい時にぴったりな精油ともいえるでしょう。
【免疫力アップに→ティーツリー、ユーカリ、ラベンダー精油】
ティーツリーには免疫刺激作用、免疫教唆作用のあるユーカリ、リラクゼーション効果が抜群に高い真正ラベンダー精油、これらの精油は特にマスク生活において何かと気になる免疫力アップに効果を発揮してくれるでしょう。
【マスクによるゆらぎ・くすみ肌に◎ →ゼラニウム、真正ラベンダー】
マスク生活によって引きおこる不調で、特に女性の方が悩まされているのが肌荒れではないでしょうか。長時間のマスク着用によって肌に摩擦が生じると、乾燥やシミ、吹き出物などの原因にもなるということが分かっています。
肌のバリア機能を司っている角質層の薄さはなんと0.02mmで、料理の際に使用するラップと同程度の薄さなのです。薄くてとてもデリケートな角質層はマスク着用によって、「こする」「する」などの刺激によって簡単に剥がれ、さらに薄くなってしまうのです。
その結果、肌の生まれ変わりのサイクル=ターンオーバーが乱れ、未熟な細胞が肌表面に出てきてしまい、バリア機能が低下します。未熟な細胞たちは十分な水分を溜めることができず、さらなる乾燥を招き、肌荒れの原因になるという負のスパイラルを引き起こしていくのです。
ここで着目したいのが、「摩擦ダメージの蓄積」です。肌が乾燥している時には、肌の中では小さな炎症が起きている状態。こうした炎症によってメラノサイトが刺激され、くすみやシミの原因となるメラニン色素が過剰に作られてしまうのです。ターンオーバーが乱れた肌では、作られたメラニン色素の排出が滞り、シミやくすみの原因となるのです。
このターンオーバーの促進を促してくれる精油がゼラニウム精油。保湿効果のあるゼラニウム精油は、マスク着用により乱れてしまったターンオーバーを回復させるのにピッタリ!同時に皮脂調整作用も兼ね備えているので、マスクによって乾燥してしまったお肌を優しく労ってくれます。
そして、肌荒れや炎症によるストレスにより活発になるのが「活性酸素」。活性酸素が活発になると、メラニン生成がアクティブになりくすみの直接的な原因となります。真正ラベンダー精油、レモン精油は活性酸素を除去する働きを持つ「抗酸化作用」があるため、くすみ改善に効果が期待できます。これらの精油とホホバオイルなどの植物性オイルをブレンドして、優しく顔のマッサージをする「顔筋トレ」もおすすめです。顔の表情筋を刺激することはほうれい線などのシワに効果的であると同時に、精神面にも良い影響を与えるということがとある研究によって発表されています。
長時間のマスク着用や感染症のストレスによって知らずのうちにストレスを感じてしまっている方も多いはず。心身の不調はストレスと深い関係にあります。マスクシンドロームによって引き起こる不調の根本は、長期化するマスク生活による目に見えないストレスが原因かもしれませ
ん。自律神経を整えるには精油がおすすめです。精油は、香りを通して私たちの体内に入り、自律神経を司る脳へと作用します。終わりの見えないマスク生活に精油を積極的に取り入れることで、マスクシンドロームによる不快な症状緩和に効果を発揮してくれるだけでなく、自律神経バランスを整えながら免疫力アップにも効果が期待できることでしょう。
精油をお選びの際には、不純物の入っていないオーガニックな精油をお選びください。AiB Organicsでご用意している精油は全て、フランス農務省が認めた厳しいオーガニック基準を満たした証「ABマーク」の有機認証を取得済みです。ぜひ、ストレスフルな日々のマスク生活に精油を取り入れ、不調の緩和にお役立てくださいませ。